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文化と言語の違いを超える調整力

海外ビジネスをしていて困ることというか、障害の一つは人と人との調整を図ることです。

参加者の大半は真剣案件に取り組んでいて、しかもお金が絡んでいることに加え、そこに文化的な背景や言語の壁が加わると、お互いの考えを理解し、調整するのが非常に困難な場合があります。

特に日本は特殊な文化なので、外国人にしてみれば理解不能な点が多々あり、それを理解してもらうのもまた一苦労です。

中には海外の高齢者が加わっている場合、加齢に伴う理解力の不足と頑固さも加わり、同じことを何度も説明する羽目になり、それでもまだ理解してもらえない場合もあります。

特に海外の有力者の場合はその傾向が強いです。ただ大きな案件を動かそうとすればするほど、そういう人が加わる確率が高くなります。

 

仕事以外の話であれば、避けて通るだけで余分なトラブルは避けられますが、仕事と行くとそういうわけにはいかず、相手が嫌がることでも何度も話をしないわけにはいきません。

日本と海外をつなぐ仕事は非常に骨が折れる仕事です。リターンも大きいですが、メンタルが強くないと続かないと思います。

言葉が話せるというだけでなく、自分の意見を丁寧な仕方で、きちんと伝えるというある種のスキルが必要です。

人と人との調整は同じ国民、同じ言語の人たちの間でも大変ですが、そこに違う言語と文化が加わると、もっと大変になります。

 

海外起業や海外投資というと、イメージは良いものだとは思いますが、実際には泥臭い作業の連続です。

案件を成功させるのも失敗させるのも人。 関係者がきちんと動いてくれなければ案件は失敗します。

 

楽をして儲かる仕事とか、海外で遊びながら大金を手にすることを期待している人には向かない仕事かもしれませんね。

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