バケレンで運用しているモスクワの不動産。
特に問題なく運用できていたのですが、とんでもないトラブルが発生!
現地からの連絡で裁判所からの手紙が届いたとのこと。
中身を見てみると、公共料金を一年も支払っていないため、裁判所に出頭するようにとのこと。
バケレンの運用会社に連絡を取るも、公共料金はきちんと支払っているとの主張を繰り替えすだけでらちが明かないので、とりあえず滞納分のお金は私がすぐに支払い、事なきを得ました。
問題は、このバケレン会社をどうするかということ。
いろいろと話しましたが、公共料金を支払っているというのはどう考えてもウソとしか思えないので、即刻契約を解除し、退去してもらいました。
滞納していた公共料金は回収できませんでしたが、設置してある家具、電気製品、その他小物等はすべてこちらでいただいていいということになりました。
空室となった物件ですが、早く入居者を見つけたいので、家賃を下げたところ、2日後に入居者が決まりました。今度はバケレンはやめて、普通の賃貸に切り替えました。
モスクワの不動産は空室率は低いのですが、家賃はやや下落傾向にある気がします。利回りは下がりましたが、とりあえずすぐに問題は解決したので一安心しました。
ロシア語圏の投資の特徴ですが、社会主義体制が長かったため、お客に対してサービスするという態度はあまり見られません。
当然個人差はありますが、業者側がお客に迷惑をかけているのにもかかわらず、謝らず、逆に開き直り、イヤならばほかに行けといった態度を取ることがよくあります。
非常に理不尽なことをされても、それを甘受しなければならないようなことも起こるのがロシア語圏の特徴です。以前よりはよくなってきたとは思いますが、今でもよくあります。
資本主義社会にいる日本人にとっては考えられないようなことですが、ロシア語圏に投資をするならば、文化の違いをあらかじめ理解しておくべきです。