世の中には大金を稼いだと思ったら、突然破産する人が本当に多いです。
スポーツ選手も大金を稼いだら、高級車や豪邸を買ったりし、気が付いたら高くの負債を抱えて破産ということがよくあります。
あと、典型的なのは宝くじに当たった人。こちらは転落のスピードがもっと速く、数年以内に元の暮らしかそれ以下になる確率が非常に高いようです。
投資家、そして起業家としては定期的な所得を増やすことを考える反面、大当たりするチャンスも狙い続けるものです。
しかし、稼いだ時のためにお金を減らさない努力、そしてスキームをあらかじめ考えておくべきです。
大金を手に入れても、リテラシーがない人はお金をあっという間になくしてしまうものなのです。
私の知り合いのプライベートバンカーがいつも言うのは、金持ちのクライアントは大抵、『あまり増やさなくてもいいから、預けたお金を減らさないでほしい』とだけお願いすることが多いようです。
金持ちが金持ちでいられる理由が分かるような気がします。
考えるべきことの一つには、税金があります。
儲かっているときは忘れていて、申告シーズンが近づくと、突然恐ろしくなり、所得隠しをして、税務署に指摘されるというパターンは多いものです。
しかし、初めから少し考えておけば、税率を下げたり、経費にしたり、場合によってはゼロにできる場合さえあるかもしれません。
最近、私の知り合いが非合法の節税スキームに手を出し、それを提供している会社が税務調査に入られたため、顧客全員にも反面調査が入り、この方は追徴課税で8000万円も支払ったという話を聞きました。
あとは運用方法。
一旦稼いだら、最低の運用額は減らさない運用に充てるべきです。
例えば、稼いだお金のうち何億円、あるいは何十億はプライベートパンクで運用するとか、不動産投資をするとか、あらかじめ決めておき、余ったお金だけを使うと決めておくことが必要かもしれません。
付き合う人を減らす。
大金を持つと、いろいろな人が近づいてきます。その中には間違いなく、あなたが持つお金目当ての人もいます。
付き合う人を選んで、お金目的の人とは出来るだけ合わないようにするというのも、資産を減らさないためには重要だと思います。
いずれにしても、稼ぐ前から、この辺りはよく考えておくと、あとからの結果が大きく異なります。
一度稼いだら、一生減らさないという決心は最初からしておくべきでしょう。