海外不動産

連動する二つの国

少し前にオーストラリアの不動産がピークアウトし、今後は大幅下落の見込みであるという記事を書きました。

外国人の不動産購入に政府が規制をかけたこと、そして金融機関が不動産購入の融資の貸し出しを大幅に減少させたことが主な要因のようです。

政府は不動産価格の動向の数字を変更し、2020年までに20%下落すると発表しました。

報道によると『パーフェクトストーム』のような状態で、不動産バブルが弾けたと述べています。

‘Perfect storm’ to collapse capital city house prices by 20%

AMP downgrades housing forecast, now expects prices to fall 20 per cent by 2020

 

オーストラリアに一足遅れて、同じく外国人への不動産購入規制の法案を可決したニュージーランドですが、法律の施行前ということもあり、外国人の駆け込み需要がピークを迎えています。

Foreign buyers 'rush to beat property purchase ban'

 

オーストラリアとニュージーランドは地理的にも近く、経済的にも連動する傾向が強いです。

特にニュージーランドは経済規模が小さいので、上下の変動率が大きいのが特徴です。これは不動産価格だけでなく、通貨もそうです。

 

オーストラリアの不動産が下落に転じたということは、今後同じ法律を施行すれば、それ以上下落すると予想されます。

しかもニュージーランドは産業のない国で、産業としては不動産が最大の割合を占めている国です。

不動産が下がれば、通貨も下がると思われるので、外国人から見た不動産価格の下げ幅はかなりのものなると思われます。

バブルが弾けるのもいよいよ近そうです。

 

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