莫大な資産と権力を持っている家庭に生まれない限り、人は自分で働き、成功を目指していくものです。
人によっては能力の差がありますし、生まれた環境も異なるため、個人差は出るのは当たり前のことです。
まじめに働き、少し投資をすれば数億円くらいの資産を、そして起業し成功すればもっと多い資産、例えば数十億くらいは稼げるかもしれません。
一億円を稼ぐみたいなノウハウは結構、書店等でも出回っていますが、超富裕層になる、つまり数百億以上の資産を築く方法はあまり知られていません、というかそんな人はめったにお目にかかりません。
それくらいの資産を手に入れようとする人は、人生のある時点で一線を越える場合が普通です。
しかしその一線というのは人によって異なります。
たまたま事業で大成功するという人はたまにいますが、それは非常にラッキーな場合で、確率としては非常に低いです。
しかし、起業し、そこに大金をつぎ込むわけですから、かなりのリスクを取っていることになります。
あと多いのは、大金を稼ごうとしてよくあるのは大規模な詐欺行為にあるような法を犯す行為をすることです。
組織的な詐欺を行ったり、インサイダー取引や株価操作を行い、警察に逮捕されるというリスクも計算したうえで、一攫千金を稼ごうとする人も時々います。
起訴されて、しばらく刑務所に入るのは想定済みで、ただそれが終わってしまえば、あとは悠々自適という人もかなりいます。
世の中に詐欺や違法行為がこれだけ多いのは、やはり手っ取り早く大金を稼げるからなのでしょう。
(決して推奨しているわけではありません。)
しかし、もう一つの方法もあります。それは権力や利権を持っている人から、そこに入れてもらう、あるいは受け継ぐという方法もあります。
そういう人と出会うこと自体が少ないのですが、ごくまれに趣味の世界、例えば自動車のレースなどをやっている人の中にいわゆる超富裕層の人がいたりします。そしてそういう人は世界各国の超富裕層や政治家とのコネクションを持っている場合も少なくありません。
その世界の人たちが見ているのは、「金が有り余る世界」で、彼らにとって大切なのはお金ではなく、信用と名声です。
こうした人たちは大抵は高齢で、自分が築き上げてきたものを引き継いでくれる人を探していたり、あるいは大きすぎる案件、例えば利権がらみのようなものを抱えていて、やはり自分の代わりにやってくれる人を求めていたりする場合が多いものです。
こういう人たちは同じような超大富豪とのつながりが強く、一度、何かの仕方で仲間入りすると、そのあとはずっと特殊な話がついてきます。
今日は、三つの方法を取り上げましたが、このうちのどれをするにしてもリスクが伴いますし、やり人には才能と努力が必要になります。