話に脈絡がありませんが、いくつか取り上げたいと思うことがあります。
NYをボイコットするトラック運転手の波は全米へと拡大しています。
ベンジルパニア州、アラバマ州、マサチューセッツ州、メイン州、オハイオ州、ジョージア州のトラック運転手たちが参加を表明しており、さらに拡大する見通しです。
アメリカのトラック業界は個人事業者と小規模事業者で構成されていて、入札で仕事を取るシステムとなっているようです。
例えば、ニューヨークに鶏肉を運ぶ仕事があるとして、大手のトラック会社が入札して個人事業者に下請けに出すか、あるいは個人事業者が入札するようです。
もし仕事があるのに入札が無かったり、あるいは下請けに断られると困ることになります。
高いコストを払ってでも他州のトラック運転手を探したり、他都市を迂回するなどしなければならなくなるということで、アメリカ国内の配送システムが麻痺状態となり、物の価格は一気に高騰すると言われています。
大企業が仕事を請け負い社員にやらせるというシステムではないため、個人事業のトラック運転手たちが団結してボイコットすれば大変な事態になるわけです。
NYすでに食料と医薬品が不足し始めているという話や港から品物を移動できなくなっているという話、急いで移動を始める人や会社の話を聞くようになりました。
トラック運転手だけでなく、NY企業との取引をやめることによるボイコットを始める人も現れ始めています。
ニューヨークに移動した大量の不法移民たちがいることや食糧が底を付くため、数日以内に大混乱が起こると言われています。
以前にどこかで書きましたが、食糧がなくなると72時間以内に世界は一変します。
この例は都心に住むことのリスクと食料品と医薬品の備蓄の重要性を示すものです。
少しすると高い報酬と引き換えにNYに配達する運転手も現れてくると思いますが、それでも影響は甚大ですね。
数日前にソロスがNYCBをベイルアウトしようとしたことについて取り上げました。
商業不動産のトラブルですが、ドイツ銀行のデリバティブに飛び火しているという噂を聞くようになりました。
噂が本当でドイツ銀行がトラブっているのであれば、問題がどれだけ大きいか誰でも分かるはずです。
肝心のFDICは1200億ドルしか資金がなく、ドットフランク法ではFDIC保険は預金だけでなくデリバティブをも救済することになっています。
つまりFDICには金融システムを救済する能力がないことは最初から分かっています。
目的はアメリカ議会の承認のもとに、FRBが金融システムの救済に乗り出すことだと言われています。
つまりこれは文字通り天文学的な額の金融緩和を行い、ハイパーインフレが起こることを意味します。
金融システムの崩壊は目前ですが、その時に金融機関は資産を処分することになります。
金やビットコインは真っ先に売られることになるはずです。
JPMは大量の銀現物をバンクオブアメリカにリースしていますが、崩壊する時に現物はJPMに返還されるのでしょうか?
最近、バフェット、ソロス、ビルゲイツ、ザッカーバーグといった人たちが持ち株を大量処分していることが報じられています。
ビルゲイツに至っては持ち株全てを処分したようです。
つまり何が起こるのかを知っていて、急いで避難しているということです。
最近思ったのですが、購入した銀を絶対に売らないという人がかなり多いと思います。
金は本物のお金ですが、銀は本物のお金以上の存在です。
ですから人々が注目したり大量に購入したりしないようにするために政府も金融機関も必死になって価格操作を行うわけです。
ただし金融機関が連鎖倒産する時に、価格操作はできなくなります。
銀は本物のお金として注目されるだけでなく、工業用としても極端に不足していますので、入手困難な品物となります。
価値があり入手困難だとなると、余計に手放したくなくなるのが人間の心理ですが、私はほとんどを手放すべきだと思っています。
もちろん少しは残しておくとしても、誰もが欲しがるタイミングで銀を違う資産に交換すべきだと思います。
大半は不動産、自動車、仮想通貨といった様々な形態の資産に変えることをお勧めしたいと思います。
システムが崩壊する時に、保有する銀を放出して違う資産に変えることは、崩壊した社会を再構築することに直結します。
これは銀に投資したことで得られる最も素晴らしいリターンだと思います。
誰もが恐怖に駆られて、貴金属に殺到する時に放出するのは難しいですが、今からその時にどう対応するのかを各自が決めておくとよいと思います。
世界の問題に目覚めて、生まれて初めて銀に投資した人も多いとは思いますが、時代の変化と共に違う資産に目を向けるべき時代に入ろうとしています。
仮想通貨に否定的な人も多いですが、私は銀を売却して仮想通貨を少量で構わないので入手しておくべきだと思っています。
もちろんダメなコインもあるので選択は慎重にすべきですが、仮想通貨は人類の未来の金融の中心になります。