土曜日に、少し変わった報道がなされました。
複数のメディアが報じていますが、アメリカがイランに対して"極秘のメッセージ"を送ったとするものです。
内容はフーシ派の攻撃に関するもので、バイデン自ら「極秘のメッセージを送った。我々は十分な備えができていると確信している」と発言しています。
イランはフーシ派による紅海での攻撃には関与していないとしていますが、メッセージを受け取った直後に米船籍のオイルタンカーを拿捕しています。
メッセージの中身が一体何なのかについて、憶測が巻き起こっています。
メッセージの相手がイランだということが大きなヒントとなりそうです。
先週、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、オランダ軍がイエメンの複数の拠点を爆撃しました。
すべてがBRICS非加盟国です。
それに対しイランは今月BRICSに正式に加盟しました。イランはOPECの創設国でもあります。
イランを直接戦争に巻き込もうとする動きは、BRICS加盟国に対してペトロダラーシステムを脅かしていることに対する警告であったようです。
当然ですが、この動きにはFRBが関係しています。
どうやらイランに対する戦争開始は間近のようです。
インフレが加速しているにもかかわらず、近々FRBは利下げに踏み切ると見られています。
中東で戦争が拡大することはFRBにとって有利に働きます。
戦争が激化し拡大すればするほど資金は米国債に向かい、金利は下がるため、FRBにとっては利下げと緩和の再開がやりやすくなります。
原油価格も上昇することにより、株価は上昇していきます。
残念ながら債務のハイパーバブルをさらに膨張させる動きが加速し、世界はハイパーインフレと同時に資産のデフレが起こります。
直近ではイランへの総攻撃が迫っていますが、その延長線上にはロシアと中国の存在があります。
特にロシアとイランは軍事同盟に近い関係です。
スウェーデンがロシアとの軍事衝突に備え始めたことが報じられていますし、ドイツをはじめとするNATOはロシアとの直接軍事衝突の準備に入っています。
バイデンはアメリカとロシアの直接軍事衝突に引き込まれるとしていますし、リンジーグラハム議員はイラン攻撃を始めるようにと発言しています。
背後にいるネタニヤフはアメリカに対して発言し「この戦争は我々だけの物ではなく、あなた方の戦争でもある。イランの核武装を止めなければならない」としています。
アメリカ帝国と米ドルの終焉がいよいよ間近に迫る中、最後のあがきともいえる戦争激化は必至の状況になりつつあります。
第三次世界大戦を起こすために必死な西側諸国ですが、起こるのは核戦争ではなく民衆による地球規模の大革命だと思います。