脱米ドルの動きが止まりません。
世界第八位の経済大国のブラジルが中国との取引で自国通貨を使用することを決定しました。
そしてフランスも中国とのエネルギー取引で、脱米ドルを決定しました。
脱米ドルの動きは急速に加速していきますが、それはいわばガールフレンドが悪いボーイフレンドを捨てて、新しい彼氏を見つけるようなものです。
悪いボーイフレンドは、彼女に虫を食べろとか、二酸化炭素を出し過ぎだとかといった意味不明な要求ばかりを突き付け、言うことを聞かないと殴るぞと脅すようなやつです。
当然ですが、彼女は新たな関係を探すようになります。
これは彼女と新しいボーイフレンドにとってはいい話ですが、悪いボーイフレンドにとっては悪い話です。
ただ最後に自暴自棄になり、ものすごい嫌がらせをする可能性があります。
アメリカはこれまで基軸通貨と軍事力を利用して、世界のあちこちで悪事を行ってきましたが、それももう終わりです。
新しいボーイフレンドの登場についてですが、ついにBRICSが新たな通貨をリリースすることが発表されました。
ロシアによるとBRICS五か国主導のバスケット通貨となるようで、金とコモデティ本位制となります。
ここ最近のBRICS加盟国が大量に金保有量を増やしていたのは、基軸通貨の自国通貨の割合を少しでも増やす為であったようです。
本物のアセットに裏付けられた通貨と紙のアセットしかない通貨の全面対決です。
BRICSで米ドル支配から脱却目指すか? ロシア高官が「共通通貨」構想を主張
そしてBRICS加盟希望国は増える一方です。サウジアラビアとイランも加盟する方向性です。
ヨーロッパ諸国はアメリカがウクライナの戦争を利用して利益を得ているとして、非難し始めました。
武器とガスを高値で販売しているとして、最も利益を上げているとしています。こちらでも離反が始まりつつあります。
ところで世界中で預金取り付け騒ぎが勢いを増していることは、昨日取り上げました。
このまま行けば金融機関保護のためと称して、預金の引き出しを禁止される可能性があります。
その場合、少なくとも3日間以上のバンクホリデーに続き、1日に$50を上限とする引き出し制限等が課せられる可能性があります。
少なくともアメリカではこの可能性が非常に高まっています。
バイデン政権はすでに法的な規制を課す方針であることが報じられています。
残念ですが、ほとんどの人たちはまったく準備ができていません。
彼らが被害に会う時に怒りと恐れに変わり、結果として今の政治体制をひっくり返す原動力となります。
これは必要なプロセスですが、この時の人々の怒りと死に物狂いを軽く考えてはいけません。生き残るために何でもやります。
預金と年金を失い、自分も家族も食べていけなくなったことを理解する時に、人々が何をするのかを考えるべきだと思います。
金融機関は襲われるので、貸金庫に貴重品を保管しておくのは賢明とは言えません。
そういう時のために、最低でも1週間くらいは家にこもりきりでもやっていけるように、準備をしておくのは大切です。
車にはガソリンを満タンにしておき、護身用品を用意しておくのは非常に大切です。
護身用品ですが、私はこちらで購入しました。
数千円程度で、かなり多くの種類の商品から選ぶことができます。