いくつか気になるニュースがありましたので、それらについて書きたいと思います。
昨晩はCPIの発表がありました。
予想外にインフレ率が大幅に低下したとして、国債金利が大幅に下落しました。
本当にインフレが収まったかどうかは別にして、FRBが金利を引き下げて金融緩和に踏み切るという見方が出始めました。
これはこれまでの金利引き上げにより巨額の損失を被ってきた金融機関が求めてきたもので、これからは株は一段高となるものと思われます。
しかしこれは見方を変えれば、デジタル通貨への移行を模索するFRBにとってはまだ準備が整っていないので、少しだけ延命したいのかもしれません。
株高も進むと思われますが、同時に本当のインフレ率はこれから一気に上昇に向かうと思われます。
米上院金融委員会は調査を行い、今の金融機関の状態に関して報告を行いました。
報告によると、アメリカの預金保険であるFDICには1170億ドルの資金があり4622の金融機関の預金保護をしているが、そのうちの一つの金融機関には1.4兆ドルの保険対象外の預金があるとしています。
預金保護には全く足りない額です。
利下げと金融緩和に踏み切ったとしても、デリバティブが崩壊すれば銀行預金は引き出せなくなります。
もし金融危機が発生し、シリコンバレー銀行の時のように全員を救済するとなるのであれば、巨額の金融緩和を行うことが必要になります。
もし救済しないとすれば金融機関の連鎖倒産が世界中に一気に広がることになります。
結局は戦争もCPIも何もかも、金融緩和をするためだけの口実となりつつありますが、ここにきて新たな金融緩和の口実を見つけたようです。
それは気候変動です。
現在、"気候変動"に取り組む企業の業績は思わしくないのですが、どうやら"気候変動から人類を救うため"に金融緩和を世界中の中央銀行が行う方向性になりそうです。
気候変動により、アメリカ経済が1500億ドルの損失を被っているとする記事が出でいます。
金融緩和をしなければ、人類が絶滅するとでも言いたいのでしょう。
すでに書きましたが、来月に「人類を気候変動から守るため」と称して太陽光やEVの生産量を3倍に増やすため、世界各国が巨額の資金供給することになります。
お金はいくらでも刷れるかもしれませんが、必要な銀はほとんどないことは以前に書きました。
来月以降に銀価格は急騰するのかもしれません。
そして人類を気候変動から救うためと称して、銀を調達するためにコメックスを閉鎖の追い込むのでしょうか?
元アメリカ政府高官であり経済専門家のキャサリンオースティンフィッツによると、アメリカは経済を支えるために水面下で$100兆ドル規模の債権を隠して発行しているとしています。
もう世界規模の通貨制度の崩壊は避けては通れません。
世界規模での通貨崩壊という事態はこれまでに起こったことはありません。
その時には何が起こるのかは神のみぞ知るわけですが、人々は生き残るために新たな"お金"を入手しようと必死になります。
その時に金、特に銀は非常に貴重な品となります。
銀の採掘は困難ですが、金の採掘は個人でも比較的簡単にできます。そのため世界中でゴールドラッシュが巻き起こると予想されています。
バニング皿と呼ばれるものを使って、金を採取するのが一般的です。
ただ効率が悪いので、少し違うタイプのものが良いと思います。ゴールドスライスといった名称でアマゾンで販売されています。
もし来年以降に金の採取をしたいのであれば、今のうちに入手しておいた方が良いのかもしれません。
採取の道具は品薄になりそうです。