多額の現金や貴金属を持って入国する場合、申告をすることが義務付けられています。
無申告が発覚すると没収や罰金を科せられる場合があります。
場合によっては購入資金の出所を聞かれる場合もあるので、念のために用意しておいた方が無難なようです。
ここで問題となるのは、アメリカンイーグル、カナディアンメープルといったいわゆる政府系機関が鋳造したコインの取り扱いです。
フィルハーモニー、クルーガーランドもそうですが、これらのコインには額面の価値が刻印されています。
厳密に言うと貴金属にはバーとコインがありますが、この二つに大きな違いがあるということになります。
例えば、イーグルやメープルであれば$50と刻印されていますが、申告時に$50で申告するのか、それとも時価である$2000になるのかという疑問があります。
あるYouTuberがカナダからアメリカやコインを持ち込む際に、税関に確認した様子の動画を公開していました。
出国側のカナダと入国側のアメリカ税関に事前に確認した際、価値は$50との回答を得ていました。
そして驚いたことに「金銭的な金属とは見なされない」という回答でした。つまりお金ではないということです。
そしてカナダの国境に到着し、税関職員に確認すると、時価での申告になるのではないかと言われました。
そして再度確認したところ、貴金属を持ち込むのはあまり例がないようで、担当職員も上司に確認したようです。
そして言われたことは、コインは「金銭的な特徴を有する金属ではない」という回答で、申告の必要すらないというのが正式な回答でした。
$50のコインを20枚持ち込むと1万ドルを超えますが、「お金ではない」ので申告は必要ないということでした。
恐らく銀コインも同様の扱いになると思います。
もし海外に移動する際は、念のために事前に確認することをお勧めいたしますが、コインであれば同様の回答が来ると思われます。
この情報は多少のプレミアムを支払うことになるとしても、イーグルやメープルのようなコインを購入するメリットになると思います。
その様子がこの動画に収められています。