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"経済の大量破壊兵器"の導火線には火がついている。

経済戦争の行方が見えつつあるこの頃ですが、自分には関係ないなどと考えていると、突然やられることになりかねません。

BRICSが西側諸国に仕掛けている経済戦争にはいくつもの側面があります。

新機軸通貨のリリース以外にもいくつかあります。同時に複数の攻撃を仕掛けていますので、ある時突然事態が急速に進展するとしても驚いてはいけません。

 

債務のハイパーバブルの崩壊はどうやら中国発になる公算が高まってきています。

この感じですと、ヨーロッパに飛び火した後にアメリカへと波及することになりそうです。

ウォーレンバフェットが"経済の大量破壊兵器"と呼んだデリバティブはあちこちで問題が発生していますが、また別の導火線に火が付いた形となります。

中国政府は救済しない方針のようで、西側に対する経済戦争の道具として使用されることになりそうです。

 

中国で不動産市場は大暴落を始めていますが、碧桂園はドル建ての債権のデフォルトをする見通しとなっています。

ドル建て債券は8月前半が支払い期限でしたが、支払いができず数日後に猶予期間の終了を迎えることになります。

記事では支払い額について触れていますが、これは利払い額にすぎす、元本の返済はしていません。

利払い額が2250万ドルとのことで、借入額の大きさが分かります。

マレーシアリンギット建ての返済についても触れられているので、借りられるところからは軒並み借りまくっていることも伺わせています。

このまま往くと思われます。

碧桂園、ドル建て社債のデフォルト回避まであと数日

ちなみに大口債権者のリストは以下となっています。

 

そして投資家の間では話題に上っていたものの、金融機関や政府は決して認めてはこなかったことを、バンクオブアメリカが認めました。

それは米国債の価格が暴落していることに言及し、1787年以来最悪の結果になっていることをついに認めました。

一投資家が述べたのではなく、ウォール街の巨大金融機関が認めたということには大きな意味があります。

CHART OF THE DAY: US Treasurys are on track for their longest stretch of losses since 1787

この記事の中では、米国債の値下がりが止まらず2021年には3.9%、2022年には17%も下落しています。

アメリカ建国以来250年間の間、起こらなかった異常事態が発生していることを認めています。

要するにFRBに利下げして欲しいということのようですが、FRBはこれから利上げと金融緩和の両方を同時で行う状況に追い込まれると思います。

それも維持しきれなくなると、システムすべてが停止します。つまりクレジットフリーズです。

 

あともう一つ重要な進展があります。

日本でもガソリン代が200円に到達しているところもあり、トリガー条項を発動しろとネット上では騒いでいますが、これはまだまだ序の口です。

BRICSはエネルギー価格の引き上げにより、米ドル覇権の崩壊を試みています。

今の水準で騒いでいるようであれば、これから来ようとしていることには耐えられないと思います。

 

西側諸国はUAEに必死に圧力をかけていますが、すでに手遅れだと思います。

そしてもう一つ注目の動きがあります。

トルコのエルドガン大統領とプーチン大統領が会談しています。

日本語の報道では穀物の合意に至っていないことばかりが報道されていますが、報道されていないことの中に天然ガスの協議があります。

ロシア産の天然ガスを、トルコ経由でヨーロッパに供給するという話が大詰めです。

トルコは最終的にはBRICSの加盟すると思われますので、天然ガスと穀物の窓口的な存在になるはずです。

この先、何が起こるのか容易に想像できると思います。

 

西側諸国で起こるのはハイパーインフレです。

ガス代やガソリン代が突然、5-10倍になるような事態が起こると思います。

例えばガソリンを入れている最中にも価格がどんどんと上がっていって、ガソリンスタンドの価格の変更が間に合わないとか、店に入る前と出で来る時とでは値段が変わっているといった状況が実際に起こると思います。

その時に、人々は貴金属と仮想通貨に殺到することになります。

その導火線にはすでに火がついていて、いつ爆発してもおかしくない状況にあることをだれもが知っておくべきだと思います。

西側諸国はBRICSに完敗することになります。

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