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最近、特に生活が苦しいのは誰のせい?

カザールマフィアの強力な武器の一つは中央銀行システムです。

以前にもどこかで書きましたが、中央銀行の力の源泉は通貨を発行すること、言い換えればインフレを作り出すことにあります。

つまり新たに通貨を発行できなくなれば、その時点から中央銀行は死に向かうことになります。

 

そのため、数か月前にアメリカの議会が債務上限引き上げを止めようとしたときに、イエレン財務長官は必至で引き上げさせようと奔走しました。

これはアメリカ政府だけでなく、FRBにとっても生死にかかわる瞬間であったわけです。

もう多くの人にとっては明らかだと思いますが、FRB、ECB、イングランド銀行は競って利上げを行っていますし、日銀もその後に何とか続こうとしています。

インフレと同時に利上げを断行することには目的があります。

住宅ローン金利の高騰と中小企業に対する融資の停止を意味しており、いわゆる中流階級に経済的な圧力をかけるためのものです。

複数の優秀な経済学者を抱えているはずの中央銀行が、"インフレとの闘い"に関する見通しをことごとく外してきたのはなぜでしょうか?

 

 

過去に金融機関の信用創造システムについて取り上げましたが、アメリカでは金融機関は10%の支払準備金があれば、通貨を発行できるシステムになっていました。

つまり誰かが銀行に1000ドル預金すれば、金融機関は900ドルを貸し出せたわけです。

このサイクルが何度も繰り返され、元々はたった1000ドルの預金が10万ドルにも100万ドルにも増やして市場に流通するというシステムとなっています。

しかし2020年3月に、FRBは10%の支払い準備金制度を撤廃し0%にしました。→ 何の規制もなく勝手に通貨を増やしまくれるようにしたわけです。

10%でも少なすぎますが、それすらも取り払ったわけです。何もないのに通貨を増やしまくれるシステムになったわけです。

今世界中でインフレが激化しているのは当然の事です。確信犯ですね。

Fed Policy: It’s Not Fractional Reserve Banking, It’s ZERO Reserve Banking

 

そしてアメリカだけでなく、日本もEUも実に様々な口実を設けて、通貨を刷りまくっています。

外国でお金を配り報っているのは、自国民を助けることなく、終わりを迎えつつある通貨から最後の最後まで購買力を搾り取ろうとする試みというわけです。

同時にハイパーインフレを引き起こすことを画策しています。

 

これにより何が起こっているかというと、アメリカの中流階級は貯金がないのに多額の負債に苦しむ状況に追い込まれています。

その中で景気後退とインフレにも直面しています。

アメリカ人は今後数か月間で貯金がなくなると報じられています。

少し前には69%のアメリカ人はその日暮らしをしていることも報じられています。つまり何かの事故が起こったり一か月分の給与が貰えなければ、ホームレスになるということです。

もちろん過去にないスピードでホームレスが増えていることも報じられていますが、これはアメリカだけの話ではありません。

そしてこのような状況で、アメリカ人は歴史上最大の債務を負っています。

これはすべて偶然だと思いますか?  中流階級を貧困層に追い込み、すべてを奪った上でシステムの奴隷にするための計画です。

恐らく状況に差はあるとしても、どこでも大差がないと思います。

 

今我々が見ているのは、スローモーションの列車事故が起こる直前のような状況です。

恐らく起こるのはクレジットイベントだと思われますが、文字通り中流階級の大量虐殺となります。

BRICS基軸通貨のリリースの動きもありますが、それ以外にもいくつものパーフェクトストームが同時に襲来することになります。

多くの人が気づいていますが、生活が苦しいのは誰のせいなのかを正しく認識することが対策のための第一歩になるはずです。

 

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