グローバルエリートの世界征服の戦争は、洗脳による戦争です。
間違った情報をいかにも正しいかのように吹聴し、違う表現をすることによる印象操作に終始しています。
金融はその中心的な存在ですが、人々が無知のままでいるように仕向けています。
人々は金融に関する教育を受けることはほとんどありませんし、メディアではMMT理論のようなものを拡散することで洗脳を続けています。
いまだに日銀は破綻しないと主張する専門家が多いことに、私は閉口しています。
ドルや円といった通貨を「お金」と呼ばずにきちんと区別することは、金融戦争に勝利するための第一歩です。
以前にも書きましたが、通貨の失敗率は100%です。
どんなに強大な国家の通貨であったとしても必ず消え去ります。その唯一の例外は金と銀です。
775の通貨を研究したところ、通貨の平均寿命はわずか27年で生き残った通貨は一つもありませんでした。全滅です。
基軸通貨であったとしても100年持てばよい方であることは、歴史が証明しています。中央銀行は破綻しないというのは、悪質なデマでしかありません。
過去に通貨が崩壊すると、その国の人々はその通貨を捨てて違う通貨に逃げることが大半でした。
ドイツマルクであったり米ドルが逃避先として選ばれることが普通でした。
ソビエトの崩壊で通貨危機を経験したロシアでは、いまだにルーブルを信頼しない人も多く、資産をドルやユーロで持とうとする人が多くいます。
そのため街中にはあちこちに両替屋があります。
ヨーロッパで通貨危機が発生した時には、人々はリラやスイスフランを売ってドイツマルクに殺到しました。
通貨は崩壊するものなので、世界経済を安定させるために世界中のほぼすべて通貨を米ドルとペッグさせるという試みが行われました。
それまではイギリスポンドが基軸通貨でしたが、第一次大戦で金本位制が崩壊したため、米ドルにその地位を譲ったわけです。
当時、アメリカは金本位制で大量の金を保有していたため、ドルと世界中の通貨をペッグさせることで安定を図るという壮大な試みがなされました。
これはアメリカが金本位制を続けていれば、それほど大きな問題にはならなかったはずです。(厳密に言うとシステム的な欠陥があるのですが。)
しかしご存じの通りニクソン大統領が1971年に金本位制を廃止してから、ドルを含め世界中の通貨のほぼすべては突然金から切り離されてしまったわけです。
それから50年が経過し、今は世界中の通貨がいつ死んでもおかしくない時期に来ています。
過去には局地的に通貨が崩壊することはありましたが、しかし今が過去と違うのは米ドルに各国の通貨が強く結びついていることです。
つまり米ドルが崩壊すれば世界中のほぼすべての通貨を引きずり込むことになります。
行きつく先は全世界同時破綻です。これは人類史で初めての出来事です。
過去には通貨が崩壊すると、もっと安定している通貨への逃避が起こりましたが、今回の崩壊での逃避場所はあるのでしょうか?
逃げる先となる通貨は存在しません。あるのは金と銀、そして仮想通貨だけです。
今世界中の中央銀行が金を狂ったように買いまくっているのは、世界規模のソブリン危機が迫っていることを知っているからです。国家が保障する国債ですら信用していないと言っているようなものです。
貴金属取引の中心であるコメックスは金融機関と同じ部分準備制度で、しかも一説では250倍とも300倍とも言われるレバレッジをかけています。
そのため現物の流出には耐えられません。そしてここが破綻してもやはり世界経済は破綻します。
これはもしできればの話ですが、ニュースやSNSを見るのをやめて、全世界が崩壊する時にホリデーでどこか美しい場所に行き、世界が崩壊していくのを遠くから眺めておくのが良いのかもしれません。
皆様は貴金属と仮想通貨を持っておられるはずなので、価格がどんどんと上がっていくのを見ながら、新たな計画でも立てる方が心身ともに健全なのかもしれません。
こういう時期なので海外旅行は危ないので、沖縄あたりはよさそうですね。
心配したところでどうにもならない問題だけに、ニュースをあまり見ない方が良い時期に入っている気がします。