新たな日銀総裁が決まったようです。
候補として名が挙がっていた複数の日銀副総裁たちは軒並み辞退して、候補に挙がっていなかった方が総裁に就任する見込みであることが報じられています。
内情を知り尽くしている方たちは泥船の船長になることか逃げたわけですが、結局誰が総裁になったとしてもこの先は見えています。
日銀には金融緩和路線を脱却するという選択肢はすでになく、植田氏は知ってか知らずかは分かりませんが、日本経済を壊滅させた人物として黒田氏とともにやり玉に挙げられることになります。
黒田氏はギリギリのところで逃げ切ったつもりかもしれませんが、彼のしたことは後の世代にまで語りつがれることになると思います。
もしかしたらこの方は日本円にとどめを刺す役目を与えられた人なのかもしれません。
ヘリコプターベンという異名を取った元FRB総裁バーナンキ氏と同期とのことで、ヘリコプターマネーをやるのかもしれません。
これは日銀に限った話ではありませんが、彼らがやり続けているのは非常に悪い冗談であり、歴史上最大の詐欺と言っても良いと思います。
日銀がしていることと言えば何もないところから巨額の国債を発行し、それを後の世代に税金として負わせるというのは非常に邪悪な行為です。
普通、人は生まれた時にはまっさらの状態で生まれ、亡くなる時にもし負債があったとすれば、その時点で消えるのが普通です。
日本という国家がやっているのは、どんなにきれいごとを並べたとしても、勝手に金を借りまくりそれをまだ生まれてもいない人々に負わせるという最悪の行為を大々的に繰り広げているわけです。
しかもその借金とやらは、実体がなく何もないところから作り出された通貨で、それに対して金利を要求するわけで、未来の世代は汗を流して働いた対価から巨額の支払いをしていくことになります。
生まれた瞬間から全く面識がない他人の債務を肩代わりさせるのがこのシステムです。しかも債務はただのゴミです。そんなバカな話はありません。
その金利はどこに行くかというとここです。
日銀はただの株式会社です。そして日本国は国民から搾り取るためだけの組織ということで、その総本山は日銀です。
世界最大規模の詐欺が分からないように、専門家に難しい言葉で説明させているわけですが、やっていることと言えばただの国家ぐるみの詐欺行為です。
つまりシステムそのものが邪悪であり、債務を積み重ねないと維持できないものとなっています。
無から生み出した債務を次々と背負わせ、金利を要求するというのは邪悪以外の何物でもありません。
今は最終盤に差し掛かりつつあるわけですが、私の意見では新たに就任する方も就任を辞退した人たちも口には出さないとしても、その邪悪さを理解しているはずです。そしてこれは最後には非常に悪い終わりを迎えることになります。
アメリカで論議されている債務の上限も中身は同じことで、これもただの悪い冗談です。
FRB(連邦準備銀行)という名前はついてはいますが、政府機関の一部ではなく、しかも準備金があるわけでもないのです。
ただの株式会社で、利益の6%は株主たちに配分されることになっています。システムは同じです。
アメリカの建国の父たちは銀行家たちが何をするのかを知っていたため、憲法で金と銀を法定通貨とすることを定め、今でもFRB発行の通貨を法定通貨とすることは憲法違反です。
ワシントンDCのFRB本部ビルはConstitution Avenue(憲法アベニュー)にあり、ニューヨークFRBはLiberty Street(自由通り)にありますが、これも非常に悪い冗談です。
日銀同様、彼らが発行するのはボンド(国債)ですが、このボンド(Bond)はもともとはBondageに由来しており束縛する、縄で縛るという意味があります。
中央銀行が国債を発行する度に、国民の自由が奪われていると認識すべきなのです。
この言葉も中央銀行がやっていることを非常によく表していて、カザール人の正体を象徴するかのようです。
政治家もどの中銀の総裁もそうですが、自分たちの在任中には崩壊しないようにさらなる借金を重ね、先送りしますが、債務は膨れ上がっていく一方です。
そしてそれもいつかは維持できなくなります。今はその限界地点に到達しかかっています。
日銀のやってきたことを理解していれば、新総裁に期待する報道を聞くたびに全く違う感覚を覚えると思います。
私は今回の経済危機の大混乱の結果として、日本国民が日銀解体の声を上げ始めるようになることを期待しています。
日銀を解体しないと、日本国民は未来永劫苦しむことになります。