かなり前に香港でオフショア長期積み立て(スタンダードライフ)と呼ばれるものを契約しました。
しかしようやく満期になったので、積立金額を引き出すことにしました。
利益が上がるどころが20%以上のマイナスになっており、運用すればするほど手数料で損をするという仕組みのようです。
ただ幸運だったのは、私はドル建てでの運用でしたので円換算だとやや利益が出たことになります。
今もオフショアの長期積み立てを販売されている方がいるかどうかは分かりませんが、このタイプの商品は目に見えない手数料と紹介料で損をします。
以前にも書いたかもしれませんが、想定の利回りが7%程度で複利で増えていくという説明なのですが、運用手数料が年間6%なので、結局預金者はリスクだけを負い、リターンはないということになります。
利益が出る時はすべてが手数料として消え、損失が出る時は預金者が負担するという、メリットが全くない商品でした。
最初に高額の契約をするとボーナスがもらえるところが多いはずです。これにつられて契約する人が多いと思いますが、このボーナス分は途中で引き出しができません。
つまり"紙面上の利益"に過ぎず、契約期間中に少しずつ目減りしていき最後にはゼロになります。要するに最初からくれるつもりがないボーナスだと思います。
ネット上では運用するIFAが悪いと損をするということも書かれていますが、これは違うと思います。
商品そのものが契約者に損をさせる仕組みになっていると思います。
多分、今はスタンダードライフではなく違う会社の商品が売られているようですが、中身に大差はないはずです。
満期まで運用してみて実体験としてロスを経験しましたので、もし誰かの参考になればと思い書くことにしました。
書こうと思いつつ忘れていた大切なニュースがありました。
最初、ゼロヘッジに10/19に掲載された後、複数のメディアにも掲載されましたが、その内容はアメリカでは軽油が25日分しかない、というものです。
Diesel Supply of Just 25 Days Poses Problem for Biden
Three Reasons There's a Diesel Shortage in the US
How The Diesel Crisis Became An Inflationary Time Bomb
America’s Diesel Shortage Will Exact a Heavy Toll
計算の起点となる日付は不明なので、10/19を起点とするのならば11/13の週にはアメリカでは軽油が底をつくことになります。
軽油がなくなるということは、ディーゼル車に乗っている人たちが困るという問題だけでなく、運送会社は品物の配送ができなくなることを意味します。
農家はトラクターが使えなくなり、鉄道は動かなくなります。その他もろもろ軽油を必要としている業種は事業継続が難しくなります。
つまり店頭から食料品や品物が姿を消すことを意味しています。
バイデン政権にとっては非常に都合が悪い事態なので、ロシアとの戦争を激化させることで矛先をそらそうとしているのでしょうか?
日本では円安に歯止めがかからない中、日銀が巨額の介入を試みていますが効果が上がっていません。
昨日は50億ドルを投入したものの、全くの無駄になってしまったことがゼロヘッジの取り上げられていました。
このままいけば日銀の外貨準備高はあっという間になくなるのかもしれませんね。
市場では第二のプラザ合意の必要があるという記事が出始めましたが、問題はそこではないということにセントラルプランナーたちは気づかないようです。
中央銀行がコントロール不能になっていることの典型例だと思います。