時々ですが、テレビに登場するマクロ経済の専門家の一人に、ルークグローマンという方がいます。
彼は恐らく最も信頼されているアナリストの一人ですが、しばらく前に出していた予測があります。
このようなものです。
ロシアが崩壊するよりもずっと前に、EUで発生する経済的損失により(1-3年以内と言われている)、EUとイギリスと日本で、1997年に発生したアジア通貨危機と同様の通貨危機が発生する(対米ドルでユーロ、ポンド、円が崩壊する)。
これにより米ドルは急騰し、非常なスビートで世界の市場を破壊することになり、その中には米国債も含まれる。
この動きはリスクのある資産と債券市場の崩壊(米国債を急いで売却しようという動きが起こる)を引き起こし、
それはシステムの崩壊を引き起こすか、FRBが金融緩和を再開するまで続くことになる。
金融緩和を再開すれば、エネルギー価格とCPIはさらに高騰する結果となる。
この最高潮は、"27年にわたるアナリストとしてのキャリアの中で、最も恐ろしいマクロ環境"と我々が呼んでいるもので、
恐らく9月から2022年の第4四半期中に発生することになると思われる。
この予測はかなり正確に的中しているように思われます。
実際にユーロも円も対米ドルで大幅安を更新しています。
来週にFRBは大幅利上げをする予定ですが、その直後に利下げと金融緩和再開に追い込まれると考えているようで、その時にすべてが崩壊するということなのでしょう。
(ほとんどの専門家は利下げと金融緩和に転じると予測していますが、一部はそれでも利上げを続けると考える人もいます。しかしどちらにしても結果は同じです。)
以下は以前にも何度も紹介したジムリッカードは最近、極限の状態のポートフォリオを提案しています。
(本人はアメリカの崩壊を念頭に置いているようで、緊急避難を考えているようですが、我々も参考になります。)
彼はこのような入れ物をあらかじめ用意しておくことを推奨しています。アマゾンでも売られています。
あとは護身具ですが、アメリカでは銃ですが日本は買えないので、スタンガンや警棒ということになると思います。
資産については、例えば資産が1億の人の場合、以下を勧めています。
現金は1%程度用意することを勧めています(1万ドル)。当面は利用価値が高いですが、少しすると現金の使用が禁止されることになると思われます。
金は1.5%(16500ドル)で、持ち運べる量にすべきだそうです。(金が少ないのは、没収リスクを意識しているからです。)
ジュエリーは資産の50%程度、保有すると良いとのことです。ダイヤモンドとエメラルドが使われている指輪、ネックレス等を検討すべきとのこと。
47.5%程度のダイヤモンド(バラで売られているもの)。
この方は仮想通貨に否定的なスタンスのため、仮想通貨には言及していませんが、私は移動時に仮想通貨は非常に役立つと思います。
ビットコイン、ライトコイン等は移動先ですぐに使用できると思います。
国外に避難することが必要な状況が日本で起こるかどうかは分かりませんが、極限のシナリオも念頭に置くべき時期に入りつつあるのかもしれません。