どこかの自己啓発書に出てきそうなタイトルですが、これは本当です。
投資でもビジネスでも成功するかどうか、最後まで残れるかどうかを決めるのは、人間力です。
株の世界ではインサイダーは違法ですが、それ以外の世界では違法ではありません。
投資でもビジネスでも、どこまでインサイダーになれるか、つまり案件の中心部に近づけば近づくほど、儲かるのが普通です。ただ中心部近くに行くためには、人間力が必要です。
これは逆の立場から見ると分かりやすいと思います。
例えば、あなたが案件を動かす立場の人だったと仮定しましょう。どんな人で自分の周りを固めたいと思うか考えると分かると思います。
正直で信頼できる人、仕事ができて、裏切らない人を周りに置きたいと思うのが普通です。
逆にほしくないのは、信用できない人、お金のために人を裏切るような強欲な人でしょう。
そして普通はあまりたくさんの人を内部に入れたいとは思わないのが普通です。信頼できる人数人が固めたいと思うものです。
人を入れれば入れるほど、コントロールが難しくなり、リスクが高くなるからです。
これは案件の額が大きくなればなるほどその傾向が強くなる気がします。
私も大きな事業案件や投資案件に関わってきましたが、その過程で途中で、裏切ったりして、チームから外される人は必ず出てきます。
はたから見ていて、「どうしてこんなことで問題を起こすのか」と思うような些細なことで問題というのは起こります。
やっていると、最初はいい顔をしていても、だんだんと本当の人格が現れてきます。欲が出てきて変な工作をしたりする人が出てくるものなのです。
そしてそういう人たちは、結局最後には淘汰されて、信頼される人間力のある人だけが残っていくわけです。
投資とビジネスの世界では、ごく当たり前の感覚が一番大切なものです。
嘘をつくな、とか人様に迷惑をかけるなといった小学生が習うような当たり前のことができないと、大金が動く現場には居合わせることができないということですね。