思わぬところでシルバースクイーズが発生しています。
エリザベス女王の死去により、エリザベス女王の肖像があるコインの人々が殺到し、価格が高騰しているそうです。
コインショップの説明によると、女王の死去から売り上げが5倍になっており、英国鋳造所のホームページはアクセスが難しくなっているとのこと。
これ以外にもメープルコインやカンガルーコインにも肖像がありますが、プレミアムが上昇しているようです。
Price of Queen coins skyrocket as cash faces revamp
Queen Elizabeth's Death Puts Squeeze On Already Tight Bullion Coin Market
これは予期していなかったことですが、特定の鋳造所で製造されたコインを持っているとこういうことが起こるのですね。
以前から説明していますが、できれば少し価格は高いですが、1ozのコインで政府系の鋳造所のコインを買うことをおススメいたします。
これは国と場所にもよりますが、政府系のコインは銀であるだけでなく"本物のお金"として法律で認められている場合があるからです。
経済が崩壊し誰も紙幣を欲しくないと思うときに、法律で正当な通貨として定められている場所ではそれらのコインを使用して資産を購入できます。
今使うと大損しますが、使うタイミングが来ると思います。
カンガルーコイン、フィルハーモニーコイン、メープルコイン、アメリカンイーグルコイン、ジャンクシルバー等はれっきとした通貨です。
まあそういう事態になれば、他の銀貨でも通用するとは思いますが、、、
話は戻りますが今の疑問は、これからチャールズ国王の肖像付きのコインを大量に鋳造するわけですが、大量の銀をどうやって調達してくるのかという点です。
こちらでもスクイーズが起こりそうですが、すでにコメックスでは在庫の激減が起こっています。
価格操作のために大幅に増やしたデリバティブですが、現物決済という形で大量に持ち出されているようで、倉庫が空になる日も近いのかもしれません。
昨晩、CPIの発表がありました。
大方の予想では0.75%の利上げですが、この数字を受けて1%の利上げを予測する声も増えてきました。そして株式は大暴落を始めています。
この感じですと分散投資は意味が全くなさそうです。株式であればすべてが暴落するという局面です。
米国債10年物の金利も急騰しており、人々が資金を移動していることが分かります。
FOMCは9/22ですが、この日はFRBだけでなく日銀と英国銀行も政策発表をします。衝撃が走る日になりそうです。
不動産バブルはすでに大崩壊を始めていますが、これに追い打ちをかけることになりそうです。
Fed Mouthpiece Speaks: "At LEAST 75bps Next Week" Sends Odds Of 100bps Rate Hike to 47%
本音ではFRBはもっとインフレを抑えるポーズをとりつつも、インフレを一気に加速させたいのかもしれませんが、そろそろ終わりだと思います。
こういう時は安全にところに避難しておいて、遠くから崩壊を眺めているのが良いと思います。