G7の中からルーブルでガス代を支払おうという国が出始めました。
まずはイタリアです。
マリオ ドラギとプーチン大統領がガス代の支払い方法について話し合ったという報道が出ました。
Putin and Draghi discuss payment for gas in roubles - Interfax
そして最初にロシアとのガス代で合意したのが、バチカンです。
Vatican was the first in Europe to pay Russia for gas in rubles
ドイツでは、燃料代高騰によるインフレ率が二桁に達する見通しで、今のところは"ガスを配給制"にして、寒い時は洋服を重ね着するようにという意味不明な方針のようですが、いつまでもつのでしょうかね?
そしてガス不足による緊急事態宣言を発出したようです。
西側のメディアではドイツは強硬路線だと報じられていますが、ロシア系メディアによるとプーチン大統領とショルツ首相が支払い方法の話し合いをしたと報じられています。
ドイツはワイマール共和国時代の苦い思いであるので、いつまでも強がりを続けるわけにはいかないと思います。
このままいけば、イギリス以外のヨーロッパ諸国はなし崩し的にルーブルでガスを購入することになりそうです。
結果としてペトロルーブルの誕生ということになるのかもしれません。
経済制裁により一時的に売られたルーブルですが、一気にもとに水準に戻しました。
これは金の力もあるとは思いますが、プーチン大統領の技ありといったところでしょう。
これまでプーチン大統領を精神病だとして、攻撃してきたニューヨークタイムズも論調を一気に変えました。
"プーチンが計算違いをしていないとしたら?"という記事で、計算間違いをしていたのは西側諸国の方だったということのようです。
ネット上ではペトロルーブルの誕生だ、として騒がれています。
実際にはそこまではいかないと思いますが、ルーブルがこれまで以上に重要な通貨になることだけは確実だと思います。
Petro-Ruble: Why Western States Will End Up Buying Russian Gas for Rubles
ロシアは今後ペトロビットコイン、ペトロゴールドという手法も使っていく可能性があると思います。
ウクライナの戦争もそろそろ終わりそうですし、グローバリストの世界経済崩壊のシナリオはまたもや失敗ということのようです。