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シルバースクイーズ再び、そしてロシアへの経済制裁と米ドルの行方

コメックスのデフォルトのうわさは前からありますが、そんなことはあり得ないという意見も多くあります。

とは言え、現物の引き渡しに苦労しているという話は本当のようで、この懸念がまた浮上しています。

今月は銀先物の現物引き渡し月なのです。

引き渡しは月初めにスタートし月末ごろまで続くのですが、日割りで保管料が発生するためコメックスは月初めに引き渡してしまうのが通例でした。

しかし、今月に関しては月初めの引き渡し量が契約の10%程度にすぎず、現物がないのではないかと噂されていました。

 

このタイミングで戦いを仕掛けたヘッジファンドがあります。

これは以前にも取り上げたプライベートアドバイザーグループというヘッジファンドです。

Private Advisor Group

昨年、銀のETFであるSLVの30%を突然取得しましたが、その後何かの理由で手放していました。

しかし、昨年の年末時点の報告によると新たに10%以上取得しており、さらに増やしているようです。

その上で、現物の引き渡しを要求しているようなのです。SLVは現物を保管することが前提となっているETFです。

バンク オブ アメリカ、JPモルガンにとって最悪のタイミングで、シルバースクイーズを仕掛けてきたことになります。

ただ恐らくバンクオブアメリカだと思いますが、SLVの巨大なショートポジションを仕掛けてきたところがあります。

水面下で激しい戦いが起こっています。

このままいけば、プライベートアドバイザーグループは、契約量の現物すべての引き渡しを受け取る前に、コメックスはデフォルトすることになりそうです。

ただ価格操作はできても、現物の量を増やすことはできません。今月末まで現物による決済ができないと考える専門家もいます。

 

少し前にカナダ政府はフリーダムコンボイ関係者の銀行口座凍結をしたことが広く報じられていました。

そうとは知らずにトラック運転手にコーヒーを販売したカフェの口座が凍結されたという話も出ていました。

その後預金引き出し騒ぎが起こると、今度はそれを防止するために、多額の引き出しを規制しました。要するにカナダで口座を持っている人と企業すべてが対象となったわけです。

そして今度はロシアです。ロシアではアップルペイ、そしてグーグルペイの使用が停止されたようです。

あとロシア人はカードでネットフリックスとスポーティファイの支払いもできなくなりました。

これらは銀行のようなものなので、中に入っているお金を出すことはできません。

Some Russian bank customers have been cut off from Apple Pay and Google Pay

これはCBDC導入後に起こることを予兆しています。

 

ロシアへの経済制裁はもちろんロシアにダメージを与えるのですが、個人的にはドル体制崩壊のための自作自演ではないかという気もしています。

トップマクロアナリストと呼ばれている人ゾルタン ポッザー氏は、ロシアへの経済制裁でドルは基軸通貨の地位を失うことになると警告 → グレートリセットの試みかな?

これでロシアだけでなく、中国も本格的に脱米ドルに向けて舵を切ることになります。

そして海外で流通しているドルが一気にアメリカ国内に還流して、ハイパーインフレを起こすことになると考えられてもいます。

FRBの議長パウエルは突然こんなことを言い出しました。

単一基軸通貨としてのドルの終わりは近く、複数の基軸通貨の時代が来るそうです。

そしてこんなことも。

インフレが少しでも改善することを期待するそうです。つまり「期待する」ことがFRBにできる最後のインフレ対策ということのようです。

もう終わりということですね。

それもそのはずです。アメリカ政府は戦争を口実に巨額の金融緩和を行うようです。

しかしそれはアメリカだけの話ではなく、ドイツを含むヨーロッパ各国も同じです。

Ukraine conflict: US Congress for $600-million weapon assistance to Kiev

Which countries are sending military aid to Ukraine?

ハイパーインフレはまさにこれからが本番です。

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