英語ではSquatter(スクワッター)と言いますが、経済が悪化すると急増するのが不法入居者です。
つまり、家を差し押さえや強制退去で失うと、多くの人はホームレスになりますが、一部の人は空き家に侵入し、勝手に住むようになります。
最近はスクワッターが急増しているようで、よくニュースで見かけます。
Squatters busted at empty multi-million dollar Manhattan townhouse
After 2-year fight, marshals finally evict man squatting in high-end Ansley Park home
日本では空き家に勝手に侵入して、住み着いてしまうという話は聞きませんが、アメリカではよくある話です。
特に法律で、不法入居者であったとしてもある程度の権利が認められているので、簡単には追い出せないものなのです。
当然、勝手に住んでいるので電気も水道もないのですが、電柱に勝手に配線をつないで、電気を盗むのが常です。
これは電気を盗もうとして、感電してしまった人の写真です。
勝手に水道を接続した挙句、水道代を支払わないという暴挙に出ることもしばしばです。
ちなみにアメリカの水道代は、滞納すると固定資産税と一緒に請求されることが良くあるので、大家は長期間にわたってロスを被ることになります。
不法入居者は寄生虫のような存在で、いったん入るとなかなか追い出せないもので、中には何年も居座られるといったケースもあります。
下手をすると家を失うことになるケースもあるようです。
ということで、これは経済危機の時によくあるアメリカ不動産投資のリスクとして覚えておくべきでしょう。
家を買ったら、そもそもはいられないような仕方で守る必要がありそうです。