予測というのは難しいものです。
特に今回のように、政府が強引に介入したり、人口の移動が起こったりするとある地域では、不動産が暴落する反面、人口が流入するエリアでは高騰します。
結局のところ、需要と供給のバランスで不動産の価格は決まります。
今の不動産市場での中で、このバランスに影響を与える要素がいくつかあります。
一つは住宅ローンの猶予期間の終了です。これは来月末に終わるものが多いと思います。
そしてもう一つは政府からの助成金です。これもいつまで続くかわかりません。
人口流入が続くところでは、多少、売り物件や差し押さえが増えたとしても、ニースがあるためそこまで下落しないかもしれません。
ただ流出が続く都市では、暴落が起こりやすくなると思います。
今私が来ているラスベガスでは、状況が微妙です。
観光客が激減し、カジノ関係を中心に失業率とローンのデフォルトが急増していますが、それと同時にカリフォルニアから人々が大量に流入しています。
来年以降、価格はやや下落していくのではないかと思いますが、もしかしたらそこまで暴落はしないかもしれません。
調整は入ると思います。
昨日、ある不動産屋と打ち合わせをしていましたが、彼女はかなり強気で、ラスベガスの不動産は上がり続けるといっていました。
ポジショントークという面もあるとは思いますが、やはりカリフォルニアからの人口流入と不動産在庫の不足が深刻なため、差し押さえが出てきたとしても、そこまで下落しない可能性が高そうです。
ですから、逆張りを狙わないのであれば、ラスベガスはそこそこ良い投資になると思います。
以下のマップは差し押さえと強制退去の割合を示したものです。
ネバダ州は40%を超えていて、個人的にはかなり下げると思いましたが、このままいけば調整が入る程度で終わるかもしれません。
暴落を狙うなら他州になるかもしれません。
明日から、カリフォルニアの不動産を視察する予定です。
これは打ち合わせをしたレストランです。
ここ最近、アメリカ不動産のメルマガスクールへの申し込みを多数いただいていますが、近々内容を改定する予定です。
完成し次第、配信いたしますので、少しお時間をいただくと思います。
よろしくお願いいたします。