シルバー投資といってもやり方は複数あります。
現物の場合、シルバーのバーを買うのか、コインを買うのかという選択肢が普通です。
バーの方が重さと価格を比べたときには格安にはなりますが、売却を視野に入れるとコインを買う方が無難だと言えます。
日本で買う場合、バーを買うのがメインになると思いますが、どこの会社が作ったのかということはとても重要です。
これは売却する特に、知らない会社が鋳造したものだと、信頼性に疑問が生じるためです。
もう今となってはほとんど手に入らないので、意味がないかもしれませんが、もし手に入る場合、以下のリストの会社の製品かどうかの確認は必要です。
こちらは海外でも認められている日本のシルバーの鋳造所です。
一般的には大きいバーは売却の時に、どちらかというと売りにくい傾向があると言われています。
あと日本で買うと、バーチャージと呼ばれる手数料がとられるので、買えたとしても割高だと思います。
コインを買う場合は、もっと選択肢が多くあります。
大きく分けると政府の鋳造所が作ったコイン、そしてプライベートの鋳造所が作ったコインに大きく分けられます。
政府系では、アメリカのイーグルコイン、カナダのメープルコイン、オーストリアのフィルハーモニーコイン、オーストラリアのカンガルーコインなどがあります。
政府系の鋳造所は信頼性が高く、これらのコインは世界のどこに行っても簡単に現金化できるのでお勧めです。
とはいえ政府系といっても細かな違いがあります。
例えば、一番人気が高いのは、なんといってもアメリカンイーグルコインです。
迷うのであれば、アメリカンイーグルを買うのは無難な選択だと言えます。
しかし、銀の純度が一番高いわけではありません。
純度が高いのはカナダのメープルコインとオーストラリアのカンガルーコイン、またはコアラコインです。
普通は銀の純度が刻印されてあり、0.999%の場合が多いのですが、カナダとオーストラリアのコインは0.9999%の純度のようです。
私はたいていは値段で決めていて、その時に安くなっているものを買うようにしていますが、価格が同じならばメープルかカンガルーコインはより質が高いと覚えておくとよいと思います。
これ以外のプライベートの鋳造所のコインはやや安めの価格で売られてはいますが、それほどの価格差はないので、政府系の鋳造所のコインを選んでおけば、とりあえず大きく外すことはないと思います。
これは私が買ったプライベート鋳造所のコイン。