海外ビジネスをしていると、通信は電話とメールが主な手段となります。
もちろん、それだけで何をどうしたいのかとか必要な内容は伝えるのですが、それをやっている人のことまでは良く伝わりません。
国と相手によっては、取引が人と人との信頼をベースに行われている場合もあり、それがないと事業が動かない場合もあります。
つまり欧米的なドライな感じではなく、もっとかなり個人的な事情や感情が取引に影響を与えるというか、それがそもそもの根本にある場合さえあるのです。
ですから、意見の相違があったりする時、何がビジネスとして最善の選択かという話だけでは物事が進展しないこともあります。
特に文化と言語の違いがあると、行き違いというのは起こりやすいものです。
アナログではありますが、そういう場合、直接顔を合わせて、話をするのがベストです。
なぜ自分がそう思うのかという理由を丁寧に説明し、あなたとビジネスを成功させたいと思っていると話すだけで、問題があっという間に消えることもよくあります。
話をしてみて、初めて相手の意見が異なる本当の理由が見え、自分がそれほど大切だとは思っていなかったことが相手にとっては大切だったり、聞いてみるまでは知らないことがあったりするものなのです。
海外とのビジネスによいコミュニケーションは必須です。そのためには直接会い、良く話し合いをするというプロセスを欠かすことはできません。