チャイナマネーの動向次第で、国の経済が大きく変わることがあります。
特に経済規模が小さい国の場合、バブルが怒ったり弾けたりすることすらあります。
過熱した不動産市場を鎮静化させるため、外国人に対する購入規制を取り入れた結果、オーストラリアでは不動産市場が急落しており、半分程度まで落ち込むと見られていますが、ここにきて米中の貿易戦争がそれに輪をかけると言われ始めました。
オーストラリアのおもな産業の最大の輸出先は中国で、中国経済の影響を真っ先に受けることになります。
今、チャイナマネーの新たな行き先として注目されているのがセルビアです。
セルビアではまだ不動産が格安で、12万ドルほどで首都で一軒家が購入できるそうです。
中国の一帯一路構想に基づき、歓迎の意思を示している他のヨーロッパの小国、マケドニア、ブルガリア、ボスニアにも注目が集まっています。
ですが、一帯一路構想で中国政府が多く投資しているのはセルビアのようです。
国の政策+移住のためのビザが取得できるという条件で投資先を選ぶ中国の富裕層は多く、今後は中国に対し、フレンドリーなヨーロッパの小国に注目が集まっていきそうです。