数日前に知り合いのところにFBIの強制捜査が入った話を書きました。
その後、やはり証券取引委員会から刑事告訴をされたようです。FBIの強制捜査は起訴直前の資料の押収が目的だったようです。
有罪判決、そして収監は避けられないでしょう。
カリフォルニアの法律ではポンジースキームは最長20年、それにマネーロンダリングが加わると、10年プラスされるようです。
その後、この本人と会いました。刑が確定するのはまだ少し先ですし、逃亡の恐れもないので普通に暮らしているようでした。
私が「いや、あれは最初からポンジーだと思ったよ」というと、彼は「なんでわかったんだ」と聞くのです。
どうやら、私がどこを見てポンジーだと気づいたのか、皆目見当つかないようなのです。
今回の詐欺では、2人が起訴されており、この知り合いは主犯格ではなく、どちらかと言うとよく知らずに巻き込まれた感が強いのですが、いずれにしても分かっていてやっていたのは間違いないですし、罪は償わなければなりません。
私が誘われた時、ほぼノーリスクで毎年30%を複利で運用できるというのです。しかも案件を組んでいるのは、先物のトレーダーでした。しかしそんなにいい話があるのかと思ったので、「取引の中身を見せてほしい」としきりにお願いしました。
案件の中身を見るまでは、本当かどうかは分かりませんからね。
しかし、再三のお願いにもかかわらず、中身の開示はありませんでした。それで参加は見送りました。
その後も彼らと会うことかあったのですが、暮らしぶりがとにかく派手なのです。
高級車を何台も持ち、あちこちに不動産を買ったり、高価な宝石を彼女にプレゼントしたりと、ありえない暮らしをしていたので、私の疑念は確認に変わりました。これは、集めた金を運用しないで使っているなと、、、
ネット上で証券取引委員会が告訴状を公開しているのですが、被害額は25億円くらいのようです。
ただ、金を集めているだけで、詐欺の手口としてはかなり稚拙なもののようです。
判決が確定するまでは、まだ連絡も取れると思うので、時々確認してみたいと思います。
詐欺なんて、本当に馬鹿のやることですね、、、こんなものに手を出して、人生と家族を破壊するなんて、本当に馬鹿としか言いようがありません。
とはいえ、詐欺がありふれている世の中にあって、間近で詐欺師を見るのは本当に勉強になります。
だまし方の手口が分かると、やられる確率が極端に下がり、ひいては投資の成功率が上がりますからね。