中国が太陽光パネルとEV生産を口実に、ものすごいシルバースクイーズをしていることは周知の事実です。
イエレン財務長官もG7も中国の過剰生産についての懸念は表明したものの、銀については表立って報道することはありませんでした。
銀の事はできるだけ隠しておきたかったようです。
しかし昨日から風向きが変わりました。
主流メディアがこぞって中国が大量に太陽光パネルを生産するために、銀価格が上昇していると報じ始めました。
つまりどういうことかというと、銀を巡る中国の戦いは太陽光パネルを超えて、次なるステージに移ったこと言うことのようです。
少し時間が経たないと分かりませんが、中国は太陽光パネル名目で銀を大量に輸入して、銀コインの生産に回しているのかも入れません。
あるいはコイン生産を大幅に増加し、その分を上乗せして輸入し始めたのかもしれません。
だとすれば、中国政府が国民に対して銀を買うように勧めたというのも納得です。
いずれにしてもシルバースクイーズは次のステージに入ったということのようですが、インドが追随するのも時間の問題だと思います。
銀がBRICSの決済システムとどのように関係してくるのかにも要注目です。
BRICSの共同決済通貨に関する会議が開催されましたが、公式の発表はまだありません。
とは言え、参加国間で合意に至ったとをタス通信は報じています。
そしてタス通信は6/10-11にBRICSの20-25か国の外相会談が開かれることも報じています。
専門家たちはSWIFTを完全に回避する支払いシステムが稼働状態にあり、米ドルに深刻な影響を与えると考えています。
つい先ほど、プーチン大統領が軍に完全稼働状態に入るように命じました。
すでに50万人の兵士がウクライナ戦争に参加していますが、さらに30万人を動員する方向性です。
これはヨーロッパの10か国がウクライナに対して、ロシア国内への直接攻撃を許可することに対応するためです。
事実上は既に各国ともウクライナに派兵していますが、戦況は好ましくなく、経済面でも追い込まれていることが背景にあります。
トルコやハンガリーの反対のため、NATOとしての軍事行動はできなかったようです。
ロシアへの直接攻撃に参加する国は以下です。
ドル覇権の崩壊を止めるためならば、WW3を起こして核兵器を使用する予定なのでしょう。
イギリス
ラトビア
リトアニア
オランダ
ポーランド
フィンランド
フランス
チェコ
スウェーデン
エストニア
基軸通貨と覇権をめぐる戦いではロシアと中国は圧倒的優位に立っています。
闘いに負けそうなので、ちゃぶ台返しをするのは負けている西側諸国のほうなのでしょう。