過去記事の内容修正で、アメリカンイーグルコインタイプ2の話です。
タイプ2というのは、2021年の後半から販売が開始されたイーグルコインで、周りにセキュリティ用のノッチが入っています。
テッドバトラーがタイプ2には追跡装置が仕込まれていると発言したことから憶測が広がりました。
銀スタッカーの間では、トラッキング装置は後から没収するために使用されるのではないかという憶測が広がっていました。
YouTube上では、タイプ2コインの追跡装置を無効化する方法を指南する動画まで登場し、混乱は広がっているようです。
イギリス人のスタッカーが動画を作成しています。
この人の意見によると、コインを14日間水につけておくと追跡装置は壊れるはずだという面白い持論を展開しています。
ただなぜ14日間水没させると、追跡装置が壊れるのかに関する説明はありません。
エイプリルフールだったので冗談なのかもしれません。
ただモンスターボックスの箱にはSIMカードによる追跡装置が仕掛けられていました。
この件を調べた別のアメリカ人によると、アメリカ国内のモンスターボックスには追跡装置は取り付けられていないとのことです。
モンスターボックスを買われた方は、念のために箱の裏側を確認した方が良いのかもしれません。
海外向けのモンスターボックスには付けられている可能性があります。
疑惑の中心は、コイン自体に追跡装置が仕掛けられているというものです。
ノッチに使用されているのはハニーウェル社のダイヤモンドダストと呼ばれるテクノロジーですが、日本語でも説明がありました。
ダイヤモンドダストによりトラッキングが可能になるという説明があり、これが疑惑の根拠だと思われます。
ナノダイヤモンドを使いサプライチェーンを透明化DUST Identity
ダイヤモンドダストテクノロジーについての説明については、以下のリンクに英語で説明がされています。
普段は破棄されているダイヤモンドの粉末を利用して長期間持続するIDを付与するのが主な目的で、複製ができないとされています。
主な目的はQRコード同様に、それぞれのコインにIDを付与することのようです。
製造した企業が偽造品でないことを証明することが可能になります。
The ultimate proof of trust for any product.
ハニーウェル社の偽造防止テクノロジーは、すでに使用されています。
説明によるとATMや自動支払い機で、偽札や偽物コインを判別する目的で使用されています。
つまり機械に入れた時に判別するためのIDが導入されていることになります。
HONEYWELL AUTHENTICATION TECHNOLOGIES FOR CURRENCY SECURIT
つまり話を総合すると結論は以下になります。
ダイヤモンドダストテクノロジーによる追跡は、コインが信号を常に発していて追跡データを送っているという意味ではないようです。
付与されたIDを読み取る装置に通す時に、追跡データを収集できるという意味になります。
将来的にはデータを収集する可能性はありますが、現時点ではイーグルコインを機械に入れることはありませんので、追跡はされていないというのが結論だと思われます。
説明の図によると、IDをスキャンしてデータ収集をするとなっています。
私もブログ内で追跡の可能性について書いてしまいましたが、今日の記事で修正させていただきます。
心配してタイプ2コインを売却しないでいただきたいと思います。
もし仮に追跡をしようと思えば、ありとあらゆるものに追跡装置を仕込むことが可能ですし、そうなればコインだけ気にしても仕方がありませんね。