アメリカの中でも最近、特に人気のエリアがあります。
それはフロリダです。
ロシア、ブラジル、中国からの投資家に加え、きれいな海と暖かい気候に惹かれて、アメリカ国内でも別荘として選ぶ人が非常に増えています。
完全に別荘として割り切るのであればよいのですが、投資として考える場合にはかなり微妙です。
フロリダという地域には産業がほとんどなく、どちらかというと低所得者の人たちが多い地域です。
また不動産的にも実需と別荘の割合を考えたときに、別荘の割合が多く、経済が下向いた時には一番最初に影響を受ける地域の一つだからです。
これまでにもフロリダで賃貸経営をしていた人たちが空率率の高さ、価格の下落に苦しめられ、次々と投資物件を手放してきた地域です。
今はいいのですが、長期的に考えると、フロリダで投資物件を買う、しかも融資で買うのはあまりよい考えには思えません。
ただみんな、過去に起こったことをすぐに忘れて、簡単に買うんですよね。歴史は繰り返すというのは、多くの人が忘れっぽいからかもしれませんね。逆に覚えていれば、上手に儲けられるということかもしれません。