良く言われることですが、ハイパーインフレというのは波状的にやってきます。
エリオット波動という理論が当てはまるようですが、その時々の緊張感によってインフレが強まったり弱まったりしながら、悪化していくと言われています。
この過程で一部の人たちは金持ちになりますが、ほとんどの人は一文無しになります。
これからハイパーインフレの時期に突入するわけですが、対処法をある程度知っておく必要があります。
インフレサイクルのどの時期にいるのかを見極めるのは大切です。
時期によって程度の差があり、その時々で対応が異なるということを知っておく必要があります。
今回は4-5か月程度でハイパーインフレのプロセスは終わり、新たなシステムへの移行が始まると考えられています。
しかし過去のケースではかなり長期化することもあったり、収まった後に突然また始まることもありました。
ハイパーインフレの時期に気を付けるべきことはたくさんありますが、値段が上がっている=価値が上がっているとはならないという点を理解する必要があります。
ハイパーインフレを起こしている通貨ベースでは物の価格は上がっているものの、他国通貨ベースでは下がるケースが多くありました。
例えば、日本円でビール1本が250円から25000円になり場合、日本人にとっては手が届かない贅沢品になりますが、米ドルを基準にすると逆に下がっているというような場合です。
今回は世界的な規模でハイパーインフレが起こると思われますので、どこの通貨を基準にしても判断しにくい場合が多いはずです。
毎日のようにモノの値段が上がり続ける機関には、通貨ベースの値段など意味がなくなり、人々は混乱します。
このようにケースでは、別の物を基準とする必要があります。
例えば、先週はジャガイモ3キロと卵1キロ交換できたのに、今週は卵が500グラムになってしまう場合、ある程度の判断基準になります。
貴金属と不動産はある程度の基準になるのかもしれませんし、大企業の株価を基準とすることができるかもしれません。
自分なりの判断基準を持っておく必要があります。
ハイパーインフレ下では人々は通貨を使わなくなり、物々交換をするようになります。
この状況下では貴金属は非常に貴重なものであるという認識が広がりますので、貴金属が姿を消します。
グレシャムの法則が実際に起こり、生活していくために生活に大事でない物から順に処分しようとする傾向が強くなります。
例えば、貴金属と生活必需品はどこかに保管しておき交換しようとはせず、それ以外のもので物々交換をして生活しようとすることになります。
金は一番最後に売りに出すことになります。
そのため金を売って生活必需品を買おうとする人がいるとすれば、その人はもう他にも何も売るものがないということが知られてしまうことになります。
窮状を知られるため、反対に付け込まれる結果になりかねません。
物々交換に使える食料を備蓄しておくのは、良いことだと思います。
ハイパーインフレ―のインフレが急上昇する局面では、貴金属よりも食料の方が重宝されるようになるようです。
その期間中には貴金属の価値は上がらないか、場合によっては下落するかもしれません。
ですから貴金属を売って別の資産に変えるのであれば、タイミングを見計らうことも大切なようです。
焦って貴金属を売り払わないようにする必要があります。(たくさん持っていない人は特に。)
不動産に関しては、都心部は売り物件と空室が目立つ傾向が強くなります。(マンションは特に)
都心部は食糧不足が顕著になる傾向が強く、失業者も増えるため都市部の不動産価値は下落傾向が強くなります。治安も悪化します。
野菜を栽培できる土地は価値が上がります。
別の話です。クリフハイがやや予測を修正しました。
今週末にはもしかしたら攻撃は起こらないのかもしれないと言い始めました。
人々の緊張感の高まりが、予測していたレベルの3/2程度にまでしか上がっていないことが理由のようです。
もちろん突然何かが起こり、一気に緊張感が高まる可能性は否定できないとしています。
攻撃は合計3回で、2回は大きなもので1回は比較的小さなものになるとしています。
3回目の攻撃は仕掛ける側にとって裏目に出るとしています。
今週末に何も起こらない場合、今月末と11月の半ばが要注意であるとしています。
これからの時期、脳が極度の緊張感に襲われる可能性があるため、チャガ(きのこ)等のストレス緩和に役立つものを取ることを勧めていました。