今日は時間がないので、一つだけ話題を取り上げます。
今は世界中がBRICS加入を目指していますが、その中でもアフリカ諸国は足並みをそろえたようにロシアとの協調を目指しています。
先週末にロシア国内でロシア-アフリカ会議が開催されました。
初日にプーチン大統領はアフリカの人々は飢えることはないとの約束をし、穀物を供給することを約束しました。
西側メディアは無料の穀物供与で"懐柔"を図ったとする報道や安物の穀物を取引材料にしたとする報道が主流ですが、実態は違うようです。
会議の中でロシアに対する見方が良く表れていたのが、エリトリア大統領の発言でした。
エリトリア大統領はアメリカドルが経済制裁の道具として使用されていることや、金融緩和が継続していることなどを指摘し脱米ドルを宣言しました。。
そして、ロシアが「世界経済の新たなアーキテクト(建築家)」になると宣言しました。
世界経済の新たな枠組みの中心になるのは、ロシアであることに疑問はないようです。
そしてアフリカ諸国はもはや公然とアメリカに対して反旗を翻すことを恐れてはいないようです。
少し前にサウジアラビアを含む中東諸国もロシア側に付きましたが、軍事力でも経済力でもアメリカを上回ることは間違いないようです。
アフリカのほとんどの国はロシアに付いていくことになります。
ロシアの穀物輸出事業に関連して、支払代金を金で行うという見通しが出始めています。
目指すところは、コモデティの取引を金で行うこと、そしてそこにブロックチェーンを利用したデジタル通貨が絡んでくるのでしょう。
アフリカ諸国にとっては、何の裏付けがないばかりか経済制裁の道具にされかねないドルを使い続けるよりは、ロシアと組んだ方がメリットが大きいことは明白ですね。
ただアメリカも黙ってはいないはずで、テロや暗殺が多発することになりそうです。