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「債務飽和」を懸念する専門家たち

債務飽和という経済の理論があります。

英語では"Debt Saturation"といいますが、Saturationとは飽和のことです。

例えば、水に砂糖を溶かし続けると、ある時点でもうこれ以上は溶けないという分岐点が来ます。

それまでは問題なく砂糖は溶け続けてきましたが、ある時突然もうこれ以上は溶けなくなります。

債務飽和も同じようなものでずっと借金をし続けていると、ある時突然もうこれ以上は借りられない、そしてもうこれ以上借金の返済ができないという分岐点が来ます。

 

一部の専門家たちは今債務飽和が起こり始めていると考えています。つまりもうこれ以上借りられなくなっている兆候があちこちに出でいるというわけです。

これ以上借りられなくなると、消費が止まりそして経済が減速します。

需要が減少すると資産価格は下落します。そして資産価格の下落により人々の資産は減少し、それはさらなる景気減速につながります。

そして景気後退のため企業は人員削減を行い、人々は債務支払いの手段を失います。

人々は急いで資産を売却し支払いを試みますが、この動きによりさらに資産には下落圧力がかかります。

多くの人々はデフォルトすることを選びます。これは金融機関に損失をもたらし金融機関はローンを出す時に高い金利を要求するか、貸す金額を制限するようになります。そしてこれはさらなる経済の減速につながります。

債務飽和を分岐点として、負のスパイラルが始まるということのようです。

 

問題は世界中で債務飽和が起こり始めるのはいつなのかという疑問があります。

下で上げたのはアメリカで債務飽和が近いことを示す証拠です。

まずアメリカではインフレ率が8.5%です。エネルギー、食品と不動産のデータが外されていますので、それらを含めると実際には20%近いと言われています。

そしてこちらの表はアメリカ人の所得を示す表ですが、過去一年間下がり続けています。

モノの値段は高くなるのに所得が下がっているので、人々はさらに借金に頼るようになっています。

クレジットカードローンの額が過去最高となっています。

それに対して不動産のリファイナンスは大幅に減少しています。リファイナンスは人々がお金をさらに借り入れる主な手段となってきました。

金融機関は不動産価格が下落すると考えているのか、貸し渋りを始めています。

そして今、64%のアメリカ人は生活が綱渡り状態であることを認めています。

このままいけば来月にアメリカでは金利が上がることになります。そしてこれはさらに借金がしにくくなること意味します。

 

実際には債務飽和がいつ起こるのかは分かりませんが、ニュースを見ている限りではかなり近いような気がします。

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