私はアメリカのオンラインショップから銀を買っているのですが、最近変化がありました。
最近は特にアメリカではジャンクシルバーの人気が上がっています。
ジャンクという名前はついていますが、1965年以前に鋳造されたコインのことで、銀を90%含有しています。
実際に買ってみると分かりますが、新品ではないので汚れていたりすり減っていたりします。
とは言えこれらは本物のお金で、FRBが印刷した紙切れとは価値が違います。
ということで私もジャンクシルバーも買い集めていたのですが、この会社のホームページで買おうとするとなぜか日本に送れなくなっているのです。
カスタマーサービスに確認すると、やはり変更があったようで海外には発送できなくなったとのことでした。
しかしよく見てみるとアメリカ国内の配送も指定できないようで、この会社が運用している保管庫に入れることしかできないようです。
この他にもジェネリックアイテムもの海外発送できないそうです。もしかしたら注文は取るけれど、在庫がないのかもしれないとも思うようになりました。
いずれにしてもジャンクシルバーは、今や入手困難なアイテムになってしまいました。
先日、ある貴金属のディーラーがある顧客にジャンクシルバーを4億円分販売して、在庫をかき集めるのが大変だったと話していました。
別のディーラーも先日、ジャンクシルバー70袋(1袋=$20000)を入荷したが、一晩でなくなったと話していました。
ところでロシアはウクライナに"侵攻"したようです。
ただ現地の様子を見る限り、招き入れられたようにしか見えません。ウクライナからの"独立"を祝う人たちが多数いるようですね。
ウクライナ政府はこの地域のロシア系住民を大量に殺害していたことは、メディアでは報じられていません。
あと軍事専門家の話によると、軍事活動はほぼないようで民間旅客機も普通に飛行していると述べていました。
西側諸国は報復としてロシアに経済制裁をするようですが、ロシアは何とも思わないでしょう。
例えば、ドイツは天然ガスのパイプラインのノードストリーム2を凍結するそうです。
しかしその結果と言えば、ロシアとしては「とても残念だ」とした上で、近い将来「ヨーロッパの人々は2000ユーロのガス代を支払うことになる」とも述べています。
Germany freezes Nord Stream 2 gas project as Ukraine crisis deepens
Gas price can climb to 2,000 euros amid Nord Stream 2 decisions — Russian official
ロシアへの経済制裁は、ヨーロッパのインフレを加速させすでにインフレで苦しんでいるユーロをさらに追い詰めるものとなります。
ロシアは天然ガス以外にも重要なコモデティの産出国なので、ガス以外も価格が高騰します。
軍事介入らしきこともできず、と言って経済制裁も逆効果ということですね。
世界中でインフレが加速しますが、特にヨーロッパでは深刻化します。
Ukraine crisis: sanctions against Russia come at a cost to the west
ロシアはすでにSWIFTシステムからは脱却しつつあり、米国債を大量に売り払う反面、金保有高を一気に増やしています。
米ドル決済をするつもりがほとんどないので、経済制裁にはあまり効果はないでしょう。
逆にロシアがビットコインの使用を認めたり、銀を大量に購入したりすればもっと面白いことになると思います。
ちなみにこの報道はちょうどいいタイミングで出できましたが、偶然ではないですよね?
ところで銀を買い過ぎて、奥さんに怒られる旦那が続出しているようですが、そういう時には、「ロシアにやらされている」と言えばいいそうです、、、
西側諸国も何かあればすべてロシアのせいにしますからね、、、