今日、世界中ではかなり大きな出来事がありました。
そもそも今の金融システムは維持不可能なので、問題はいつ問題が噴出するのかという一点のみにつきます。
今回の問題の中心は債務バブルです。
まずはこちら。
すでにデフォルトしたという報道がある半面で、何とかデフォルトは回避する可能性という報道もあります。
2人の匿名の顧客が利払いの支払いを受け取ったという、極めて具体性のかける内容が報道されています。
しかし、他のソースでは利払いを受け取っていないとする報道も複数存在します。
いずれにしても、事実上のデフォルトであることは間違いありません。
China's Evergrande Group officially defaults
Evergrande heads off default, NYT claims
あと、判明しているだけで中国の金融機関の抱える不動産の不良債権は900兆円規模であることも報道されています。
これがどれくらいの規模かというと、日本のGDPが530兆といわれていて、国家予算が106兆です。
これは中国国内で判明している数字で、簿外債務と海外債務は含まれていません。
要するに国家がいくつ吹っ飛んでも足りないくらい巨大な債務バブルの崩壊が起こっているということです。
つまり、報道機関が辛うじてデフォルトを回避したとするフェイクニュースを流したところで、実態は変わりません。
アメリカも火を噴いています。
発表されたCPIが予想を超えた数値で、アメリカ国内でハイパーインフレに向かっていることが改めて確認されました。
【米国市況】株が続落、国債利回り急上昇-CPI加速で市場動揺
インフレ率は6.2% とのことですが、恐らくこのデータですら加工されているものと思われます。
インフレ率が6%超えているのに、利回りが2%以下の米国債を買いたいと思う人はおらず、国債利回りは急上昇しました。
国債の金利が急上昇するということは、国家デフォルトの可能性が高まっていることを示すものです。
バイデン政権のインフラ法案が議会を通過したばかりなので、アメリカ国内で市インフレはこれからさらに悪化することは間違いありません。
というか、米ドルにとっての致命傷になります。
バイデンは突然、インフレと戦うという宣言をしましたが、すでに手遅れです。
Biden pledges to battle 'too high' prices as inflation surges
すでに債券バブルの崩壊の兆候はあちこちに見られますが、この崩壊はこれまでの金融の歴史にはなかったほどの影響を引き起こします。
これも事前に計画されているものだと思いますが、崩壊する時に巨額の資金が債券市場と株式市場から、一気に移動するときに今の社会は崩壊します。
株式は大暴落を起こします。大暴落を通り越して、株式市場を閉鎖しなければならない事態になる可能性すらあります。
今、各国の中央銀行、特にFRBがやっているのは、債務バブルが崩壊する時に衝撃を最大化させるための準備です。
核爆弾クラスの破壊が起こる時、国債に頼ってきた世界中の政府をも道連れにする可能性が高いです。
生き残れる政府があるとすれば、大量の金を保有している国家だけかもしれません。生き残ったとしても、経済のリセットは不可避になると思います。
今、我々の目前で展開しているのは、人類歴史に残る大事件です。
この意味が理解できない人たちやそもそも経済に興味を持っていない人たちは、巻き込まれて一文無しになります。
路頭に迷い、いったい何が起こったのかわからない人、そしてすべてを失った後に気づく人たちが大量に出できます。
皆さん、金と銀をすでに買われましたか?