今は負債が資産になる時代です。
こんなことを書いてもいったい何のことかと思われるかと思いますので、少し説明します。
日本を含め、各国の中央銀行が行っている方針と関係がありますが、これは我々の投資の方針に大きく影響します。
時々、ブログでもインフレの話を書きますが、今後はインフレが進むので貯金をしておくと損をします。
実際にどれくらい損をするのかという話ですが、あるサイトでインフレによりどれくらいの影響があるのかが計算ができます。
例えば、預金が10万ドルあったとして、インフレ率が3%だとすると、10年後にあなたの預金はこれくらいの価値に目減りします。
銀行に入れておくだけで、25%以上も目減りしてしまうわけです。
なんだか恐ろしい話ですね。
ですから、せっせと銀行に預金をする人は、勝ち組ではありません。
では、どうすればよいかというと、預金ではなく現物で資産を持つということです。
その中には不動産と貴金属が含まれます。
これは考え方によっては、メリットがあります。
例えば不動産を買う時に、現金で買わずにローンを組むのです。日本では当てはまりませんが、アメリカだとノンリコースなのでリスクは低めです。
つまり、購買力の高いお金を借りて、少しずつ価値が落ちたお金で返していく事ができるわけです。
細かな計算はわかりませんが、例えば10万ドルを借りて、25年のローンを組んだとして、その間インフレが進めば、
実質的には20万ドル以下の支払いで済むかもしれないというわけです。もちろん金利は固定金利であることが条件です。
つまり、インフレが続く限り、負債は多ければ多いほど資産になるということになります。
ということで、アメリカでそれなりの価格の不動産を買う場合は、現地でローンを組む方が賢いのかもしれませんね。