今回のコロナで露呈しましたが、借り入れが多く、貯蓄が少ない人が一番、やられています。
私の知り合いは投資家が多いので、借金をすることに違和感がない人が比較的多いです。
中には借りれるだけ借りろ、そして返済をしつつも、また別のところから借り入れを起こして、借入額を最大限にした方がよいなどど考える人もいます。
今は特に目いっぱい借りようといういる人が多いのではないかと思います。
海外では、自己資金ゼロで不動産投資を始めようといった話はあちこちに転がっています。
私は前からお金を借りることがもともとあまり好きではなく、結果として今回は救われたのではないかと思っています。
私が見ている範囲の話ですが、所詮は借り入れた金は他人の金なので、使い方も雑になります。
手軽に借りられると思うと、使い方もいい加減になるものです。
お金が全然ないのに、新車を買ったり、家を買ったり、旅行に行ったりする人を見ると、私は神経を疑いますが、結構いるものなのです。
借りた金をいい加減に使う人というのはいるもので、そういう人は今回で再起不能に追い込まれたか、
再起できたとしてもかなり時間がかかるのではないかと思います。
しかし、安易な考えを変えない限りは、同じことを繰り返すのだと思います。
国民的に借金が好きで、貯蓄が少ないという国もあります。
アメリカもそうですが、オーストラリア、ニュージーランドもそうです。
オーストラリアでは、地区により100万円から300万円位が平均のようです。
借入額を考えると、非常に少ないのですが、ニュージーランドはもっと少なく、世界で一番貯蓄額が少ない国の一つに数えられています。
Here’s how much money the average Australian has in savings
オーストラリア人は毎年8-9万円程度、貯金するようですが、ニュージーランド人は毎年3万円程度、貯蓄を減らしているようです。
4人に1人は貯金がゼロ、つまりその日暮らしをしているわけです。
25% of Kiwis have no cash savings, research shows
こういう国の人に限って、不動産は上がり続けるなど思い込んでいて、借入額が多いものなのです。
そういう人たちは今は政府の生活保護に頼って食いつないでいるか、ホームレスになっています。
アメリカではホームレスが急増しています。
借金体質の人が多い国では、デフォルトする人が多く、資金力のある投資家に投資機会を作り出すことになるということを肝に銘じておく必要があります。
経済が回復すると、たいていの人は同じことをやり始め、それが次の経済危機でまた露呈します。
投資家としては借金との付き合い方をあらかじめよく考えておく必要があるのではないかと思います。