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経済危機の時こそ起業すべき

学校教育では生徒は間違えてはいけないと教え込まれます。

幼いころから長期間にわたり、繰り返し教え込まれるまでその概念は一生続きます。

確かに、サラリーマンになるのであれば、仕事でミスをしないというのは役立ちます。

学校教育というのは、会社員を養成するための場所で、そこから起業家は出てきません。

 

そこから抜け出そうとするのであれば、その概念を変える必要があります。

起業家、そして投資家は間違いをしないのではなく、間違いをすることが仕事です。

本来学習というのは、失敗を繰り返し、そこから何かを発見することだからです。

そして、そのうまくいかない状態から何かを学び、改善し成功に導くことが使命となります。

言い換えるならば、間違えれば間違えるほど、賢くなり、そして成功の可能性が高まるのです。

間違いを恐れて、挑戦しないことは失敗を意味します。

ですから、何か新しいことを始める時に過度に恐れるのではなく、挑戦してみてダメなら学習の機会にすればよいと楽観的に考えてスタートすべきなのです。

 

そしてもう一つの大切な点は、うまくいかない時にそれを学習の機会とするということです。

うまくいかないと、それを認めたくないという心理的な要素が働くので、他人や外部の要素の責任にしがちになります。

しかし、そうなるとせっかくの学習の機会が失われ、人は全く成長しなくなります。

会社勤めをしているうちは、上司や部下のせいにして、失敗の責任は会社がとったかもしれません。

しかし、起業家そして投資家の世界では、成功すればそれはすべてあなたの功績、失敗すればそれもすべてあなたの責任です。

うまくいかない時に、すぐにあきらめてしまうのではなく、問題を直視し、どうすれば直せるのか、直せないのならば最後まで終わらせるというプロセスから人は多くを学びます。

それゆえに、日ごろの勤勉な努力と学習が必要になります。

 

挑戦を続けていても、陽の目を見ないうちは、他人からの非難にさらされることもあるかもしれません。

例えば、「そんなことは絶対にできない」とか「あんなにはそんな才能はない」と言われることがあるかもしれません。

もしかしたら、そうしたことを言うのはあなたのことを心配する家族や親しい友人かもしれません。

しかし、途中であきらめてしまうのか、それとも自分を信じて最後までやりきるのか、それによっても投資家また起業家としての強さが変わります。

反対意見に耳を貸さずに、最後までやり切っても成功しない場合もあるかもしれません。

しかし、そうした場合でもその過程から、何か貴重なものを学んでいるはずで、それは必ずその次の挑戦に役立つはずです。

 

経済危機は投資の大チャンスというだけでなく、起業するためのまたとない機会となります。

特に今回のように世界の仕組み、そしてこれまでの人々の概念が大きく変わろうとしている時に、将来を見据えて新しい事業を起こす人の中から大成功する人たちが出で来るのだと思います。

私自身も、偉そうなことを書いているわりに自分でそこまでできているかというと、決してそんなことはなく、自分自身もそうでありたいと願っています。

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