これは特にアメリカ的な考えかもしれませんが、都心から郊外に移動する人が多くいます。
例えば、カリフォルニアからテキサスに移動したり、ニューヨークからフロリダに移動したりしています。
大抵の国では、田舎から都心に移動するのが普通のトレンドなのかもしれませんが、アメリカでは逆になりつつあるのです。
そしてその流れが今回のコロナウイルスのせいで大幅に加速すると言われています。
その理由の一つは、人々は込み合った環境で暮らすことを好まないこと。
例えば都心の高層マンションに住めば、エレベーターで人と接触したり、カフェに行っても通りを歩いても、交通機関に乗っても、人との接触は避けられません。
これが郊外だと、他人との接触を最小減にすることが可能になります。
次の理由としては、仕事のテレワーク化が進むこと。
オフィスに通勤する必要がなくなり、自宅で仕事するようになると、都心よりも郊外に住んでいても問題がなくなるということです。
都心だと家賃が高い割に、部屋が狭いのが普通ですが、郊外に移動すると、同じがそれよりも安い値段で、もっと広い物件を借りることが可能になります。
これまでにこうした傾向がみられていましたが、これでこの流れ、特に若い世代の動向が決定的となりそうです。
不動産投資というのは、人口統計に基づいて行うものです。
Reasons Why People Move to the Suburbs From the City
Will Coronavirus Cause an Urban Exodus?
最近、このことをある不動産のプロに教わったのですが、私のビジネスパートナーも最近、サンディエゴからラスベガスに引っ越した人がいます。
やはりテレワークの仕事をしていて、サンディエゴは家賃も生活費も高いけど、ラスベガスは安いから引っ越したと言っていました。
今後しばらくはニューヨークの高層マンションやカリフォルニアの高級物件は投資対象としては、あまり良くないのかもしれません。
今回の出来事は人々の記憶に深く刻まれ、行動様式を変える決定的な要素になる可能性が高そうです。
今後は郊外の家賃が安い不動産が投資の対象として狙い目かもしれませんね。