このブログでは日本ではあまり知られていないロシア不動産の実情を少しずつお伝えしていければと思っています。
ロシア人以外にはほとんどいられていないのですが、ロシアの動産価格はこれま長期間にわたり上がり続けてきました。
たったの10数年の間に6倍にもなったのです。以下のグラフはモスクワの不動産価格を示したものです。
イギリスのテレグラフ紙によると、世界で不動産が高い都市のランキングでモスクワはニューヨークと東京をを抑え、
シンガポールに次ぐ第6位にランクインしています。
モスクワは典型的なパターンですが、極東のウラジオストクはロシアで3番目に不動産が高い都市として知られています。
グラフをだけでは非常にわかりにくいのですが、この高騰は非常に激しいものがありました。
なぜこれほどまでに?上がり続けるのか
なぜロシアの不動産がここまで上がるのか、これには歴史的背景があります。
かつてロシアはソビエト連邦の主要国家でした。そしてソビエト連邦は世界のかなりの部分を包含していました。
ロシアだけでも大きな国ですが、そのまわりの国家まで含むとかなり多くの国がロシア語圏に含まれていたと思います。
当時15の社会主義国家が含まれていましたが、ロシア語が共用語です。
そうするとどうなるかというと、当然こうした国の間で人の移動が起こるわけですが、特に周辺国からロシアに出稼ぎに行ったり、
移住する人が多数出るわけです。ロシアの中の特に大都市に移住するわけです。日本の地方の人が東京に就職して引っ越すのと同じ感覚で、移動するわけです。
私も以前、しばらくモスクワに留学していたことがあるのですが、知り合いになった人なかにはウクライナ人、グルジア人、ウズベキスタン人、アルメニア人などがいました。
特にグルジア人やアルメニア人は大家族という印象が強く、狭いアパートの中に大勢が暮らしていたのを思い出します。
ある時、友達になったグルジア人の人が「うちのアパートに引っ越してきて、家賃をシェアしないか」という提案を受けたことがありました。
行ってみてみると、なんと1部屋のアパートに彼を含む男3人が暮らしていました。私が引っ越したら4人目ということになったはずです@-@
それから何度か彼のところに酒を飲みに行くようになり、共同生活は楽しそうではあったのですが、お断りしたという思い出があります。
その時私の知り合いがモスクワで25000ドルくらいでアパートを購入していました。その後、デベが倒産するなどのトラブルに見舞われたようですが、
何とか完成したようで、おそらく今の価格で、最低15万ドルくらいにはなっているはずです。
その時は不動産投資については何もいらなかったのですが、今から思い出してみると、その時に買っておけば、今頃、私も大金持ちになっていたはずですね。
後悔先に立たず、ということですね。
今となってはモスクワはどんどんと拡大を続け、地下鉄も拡張を続けています。ということはモスクワの郊外で格安物件を買えば、かなりの確率で儲かるということになりますね。
モスクワ不動産については、機会があったら書きたいと思います。日本からは遠いので、近いウラジオストクが一番いいのではないかと思っています。
いずれにせよ、私はこうしたことを見てきたがゆえに、今のルーブル安は絶好の買い時だと思っているわけです。