今回の渡米の目的の一つは最近、リタイヤしたW社の元副社長に会うことでした。
紹介を受けて会うのは今回が初めてでした。前からメールと電話ではやり取りを続けていて、協力の要請をしていました。
今回参加することが決まっている元取締役からの紹介で、加わってもらえれば、力強い戦力になるとのことでしたが、本人からはとりあえず会って話をしましょうというレスしか来ていませんでした。
会うことを楽しみに、シカゴまでやってきましたが、話をしてみるとまさにこの業界のプロで、すべてを知り尽くしているという印象を受けました。
私の方から詳細な情報を提供すると、すぐに気を付けるべき点のアドバイスをくれ、具体的にどうすべきかについての話までしてくれました。
展開の仕方から、交渉のやり方や資金面、納品の方法等に至るまで、かなり的確なアドバイスをもらえました。
一番良かったのは、案件の全貌が見えたことで本人が一番やる気になってくれたことです。
彼はぜひとも一緒にやりたいから私の方から条件を提示してほしいという話になりました。
資金の構造が見えたこと、W社のシステム、そしてアメリカのニーズをつなぎ合わせると、これがどれくらいの話なのか瞬時に理解できたようでした。
参加の時要検討については、すでに参加が決まっていパートナーたちと相談の上、回答すると伝え、その場は別れました。
これはかなり大きな前進と言えると思います。
準備も終盤に差し掛かっていますが、これからは現地の体制の確立を加速していくステージに入りつつあります。