先日、ある投資案件の打ち合わせで、入れ込んでいる人と会いました。
ある案件の参加者を募っている人でしたが、「絶対にうまくいくから」とか「他にはない案件だから」と言って、参加を促していました。
私にとっては未知の分野だったため、すこしドューデリをしたいと思ったのと、もらった情報では判断するには十分ではないとおもい、もう少し情報提供をお願いしたのですが、この方は「時間はない」、そして「別に投資家はほかにもいるからいい」と半分断られてしまいました。
私の話など聞きたくもなかったのでしょう。
私の見立てだと、投資判断をするほどの情報がそろっていないのにもかかわらず、『これは絶対にうまくいく』と考え、もうすでに相当額を投資しているようでしたが、それでもまだ足りないようで、私の知り合いの別の方にもお金の用立てをお願いしていたようです。
投資家によくありがちなのは、「今やらないともうチャンスは巡ってこない」という考え方です。確かにそういう投資機会もまれにありますが、大抵の投資に関して言えば、それは当てはまりません。
急いでやらないとチャンスがなくなると考え、ドューデリもせずに投資をするのは失敗する大きな要因となります。
これは不動産投資にも当てはまります。特定の物件を何が何でも手に入れようとすると、かえって失敗するものなのです。
ですから、急かされたり、ドューデリをさせてもらえないような案件が来た時には、少し落ち着いて「チャンスは他にもある」と考えるとよい判断ができると思います。
特に相手がまともならば、ドューデリくらいはさせてくれるはずですしね。