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詐欺師はすべて織り込み済み

 

また詐欺ネタです。

先日も詐欺に詳しい弁護士からいろいろと手口を教えてもらいましたが、詐欺師について勉強すると投資家としてのレベルが上がります。人を騙して金をとるために、本当によく知恵を絞りだしていますからね、、、

ところで、今話題のケフィア事業振興会の件で、少し前にこんな報道がありました。

 

ケフィア事業振興会」 資産がカナダに流れている可能性

 

ポンジースキームを金を集めておいて、海外の法人に金を流したのではないかという疑惑が浮上しています。これは十分ありうる話だと思います。詐欺師ならば、金を海外の複数の法人名義で隠すことはごく当たり前にやります。

いつも思うのですが、大型詐欺案件があると、被害者たちは集団訴訟をしたり、刑事告訴をしたりします。普通はこれしか方法はないので、仕方がないと言えばそうなのですが、詐欺師はこれくらいのことは織り込み済みです。

通常、詐欺というのは立証が難しいものです。詐欺師はそれを利用して、認められないような証拠づくりをします。実体を持たせたりします。今回警察が捜査をしたのも、出資法の違反で、詐欺容疑ではありません。もしかしたら詐欺の立証は難しいのかもしれませんね。

弁護団の代表弁護士も出資法の違反にしか言及していません。被害者としては詐欺でやってほしいのでしょうが、難しいのかもしれませんね。

 

かぶちゃんファイナンシャルなど「ケフィア」関連会社12社があたらに破産!

 

詐欺師にとって、民事訴訟くらいは当たり前で、刑事告訴をされて、数年間刑務所に入るかもしれないことくらいは織り込み済みなものです。特に犯罪歴がなければ、有罪判決が出ても執行猶予付きになることまで織り込み済みです。

しばらくはトラブルがありますが、終わってしまえば手元には多額の金が残り、その後の人生は悠々自適ということになるわけです。

今回の加害者たちもすべて織り込み済みでやっていて、海外にお金を隠しているのでしょうね。

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