最近、妻が許してくれないからなかなか資産運用ができないという人、数人の話を聞きました。
彼らはすべて一流大学を卒業し、一流企業の管理職をしている50代。いい家に住み、新しい会社に乗り、一見かなり成功しているように見える人たちです。
ただ定年までの時間も少なくなっていき、将来への不安はかなりあるようです。
そんな中、これから資産運用を始めようかと、情報収集をしているのですが、いざ始めようとすると奥さんが反対し、なかなか始められないということ。
考えてみれば、ほとんどの家庭でこれは同じなのかもしれません。
一般的に言って、女性は投資と資産運用に興味がある人は少ない気がします。
これは女性として安定性を求めるから、知らないものには手を出したくない、冒険をすることに興味がないなど、いろいろな理由があると思います。男性は夢とロマンを求めがちなものです。
男性から見るとあまり長期的には役には立ちそうにないもの、例えばブランドのバックとか、高いレストランでの食事などに、女性はお金を使う傾向があると思いますが、すぐには結果が見えにくいものにはお金を回したくないという傾向があるのかもしれません。そしてその中には資産運用があるのかもしれません。
あとはただ単にやったことがないから、知らないからやりたくないという理由の人もいることでしょう。価値観の違いがもろに表面化しているのだと思います。
ただ、私が見ているといったん投資を始めて、自分のお金が増えるのを経験すると、一気に目覚めて、男性よりも熱心に投資をする女性の方も多くいます。
妻からの了解を得たければ、まず妻にいい思いをさせることが先なのかもしれません。
投資の中でも妻が反対しそうにないもの、例えば近所の安い不動産を妻にプレゼントし、家賃が毎月入るようにしてあげるとか、株を買って、株主優待を妻が受け取れるようにするとか、少しアプローチを変えるだけで、障害は嘘のように消えたりする場合もあると思います。
妻からの反対にあっている人は、一度トライしてみてもよいかもしれませんね。