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コントロールを失ったBIS/IMF

来週はアメリカ大統領選挙ですが、市場はトランプ勝利を完全に織り込んでいます。

完全に織り込んでいるということは、勝利すると踏んで巨額のデリバティブを積み上げているヘッジファンドが大多数ということです。

ほとんどの人がトランプ勝利を期待してベットしている時に、予想外のことが起こるとどうなるのかを考えた方が良いのかもしれません。

いかなる形であれカマラハリスが"勝利"することがあれば、株式もそうですが仮想通貨の大暴落が起こるはずです。

一時的に仮想通貨の買い時が来るかもしれませんので、現金を用意して待っていてもよいかもしれません。

金融機関が破綻する時にも、資産の投げ売りが起こるはずですのでもう一回は買い場が来ると思います。

 

脱米ドルを進めているBRICSの件です。

突然、BIS/IMFが支払いシステムのmBRIDGEの終了を検討していると報じられました。

BRICSの支払いシステムは最初からBISとIMF主導で行われていたため、結局は最初からコントロールされているとされていました。しかしここにきて新たな動きが出でいます。

表向きの理由は、脱米ドルを図り経済制裁を受けているロシアを利することになる、というものです。

とは言えmBridgeは、最初からSWIFTを介さない決済システムの構築を目指していたのでおかしな話です。

本当の理由は、プーチン大統領はmBridgeではなく"BRICSBridge"を使用するつもりであったことが判明したからのようです。

つまりIMF/BISをBRICSから完全に排除することを最初から計画していて、その準備もしていたわけです。

しかしBIS/IMFはmBridgeの停止を持ち出してみたものの、肝心のプラットフォームで使用されているテクノロジーは中国が開発したもので、BISにシステムを停止する能力はありません。

ある関係者は、「中国に開発を任せたことは大きな過ちであった」と発言しています。

つまり停止すると脅してみたところで、何もできないというのが実情のようです。

今後どうなるのかはわかりませんが、中国がプラットフォームのテクノロジーを持っているので、同様のシステムを短期間で構築するとの見方が広がっています。

XRPが使用されると見込んでいた人たちの目論見は大きく外れることになるのかもしれません。

最近、HSBCが会社を西と東に分割する動きを始めましたが、これが原因なのでしょう。

いずれにしても、BISとIMFにとってBRICSは完全にコントロール不能になったと言っても過言ではないと思います。

先日、ロシアがBRICSの貴金属取引所開設し、貴金属価格を決める動きを先導していることが判明しました。

BIS/IMFは完全にBRICSのコントロールを失ったと考えてよいと思います。

 

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