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ケニヤ大統領は米ドルを処分することを国民に勧めた。

昨日、ケニアの大統領が国民に対して、保有しているドルを処分することを勧めました。

ドルを保有している人たちは大損することになると述べています。

数週間もするとマーケットは大きく変わっているはずなので、今すべきことをするようにと勧め、暗にドルを使ってモノを買うことを勧めました。

この話を聞いている人たちは、真に受けずに笑っているように聞こえましたが、ドルよりもケニヤの通貨の方が信頼性がないと言いたいのかもしれません。

少し前にケニヤ政府は原油取引にドルではなく、自国通貨を使用することを決めたことも報道されています。今は恐らくBRICS加盟を目指しているのでしょう。

今はまだあちこちで問題が噴出しているものの、政治家たちは表面上は「問題は封じ込めが可能である」というメッセージを伝えようことに終始しています。

そして金融システムは「健全で耐久性がある」としています。

しかし経済番組のCNBCはJPモルガンとバンクオブアメリカを含む、アメリカの5つの金融機関のCDSのデータを非公開にすることにしました。

つまり金融危機が広がる時に人々が知られたくない、ということなのでしょう。(もう広がっているのかもしれませんが、、)

預金取り付け騒ぎに耐えきれる金融機関は、世界中のどこにも存在していません。

不安が広がることは金融機関にとっての致命傷となります。

彼らにできることと言えば、情報の操作をすることと通貨の供給量を増やすことだけです。

 

FOXニュースは米ドルの危機についての報道を取り扱い、ハイパーインフレの可能性を指摘しました。

理由は中国とロシアが基軸通貨をリリースするため、ドルが世界中で大量に余ることが原因と説明しています。

これは複数ある理由の一つに過ぎませんが、、、

 

ケニヤの大統領の発言と関連しますが、今は現金比率をできる限り落とすべき時だと思います。

よく言われますが、現金と貴金属、そして仮想通貨をそれぞれ用意しておくことが大切だと思われます。

経済崩壊の局面ごとにそれぞれは役に立つはずです。

 

生活していくのに現金は必要です。どの程度の現金を用意すべきなのかは人によって異なります。

2-3か月程度は必要だとする人もいれば、半年分くらいの支払いを賄えるくらいの現金を用意すべきだとする人もいます。

専門家によって判断は異なりますが、通貨の購買力が残っているうちに可能な限り使い切った方が良いというのは共通しています。

 

今後の流れはこのようなものになると考えられています。

より安全と考えられている金融機関へ預金を移動。← 今はココ。

          ↓

大規模金融機関も安全でないと気づき、全ての預金を引き出そうする。←これも始まりかけている。

          ↓

金融不安を抑えるため、全ての預金保護をしたり大量の通貨を注入したり、突然減税をする。

          ↓

不安は収まらず、人々は通貨をできるだけ早く手放して、現物を変えようとする。(ハイパーインフレ)

 

ケニヤの大統領が正しければ、比較的短期間にこれらの出来事が起こることになります。

金融封鎖が始まると、現金の価値はいったんは上がりますが、ハンバーインフレモードに入ると今度は一気に下落します。

数週間で紙切れになるのか、数か月間持つのかは誰にも分かりません。

ですがもし損をしたくないのであれば、人々が殺到して通貨の購買力が極端に落ちる前に、可能な限り使い切ることは重要だと思われます。

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