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通貨リセット(CBDC導入)計画の中身とは?

CBDC導入の準備が多くの国で進んでいますが、その内容について情報が少しずつ洩れるようになっています。

数日前にヨーロッパのプライベートバンカーがイギリスの金融機関に宛てられた指示書を入手しており、概要を話してくれました。

恐らく他国でも同様の方針だと考えているようですが、内容としては非常に一般的なものとなっています。

私はうまくいかないと思っていますが、いずれにしても知っておくと良いと思います。

 

大まかな点は以下のようなものです。

 

経済を混乱させる仕方での導入は想定していない。

   恐怖に駆られた人たちが銀行に殺到するといった事態を起こさない予定。

ウォレットには1-2万ポンド程度しかCBDCを入れられない。

   それ以上の額のCBDCは中央銀行に開設した口座に自動的に移動される。

一定期間、既存の通貨とCBDCの両方が利用できるようになる。

                期間が過ぎると旧通貨は価値を失う。

一定額の通貨は同じ比率でCBDCと換金が可能だか、それ額を超えると交換比率は下がるかゼロになる。

   例えば、1万ポンドまでは1:1の交換比率だが、10万ポンドまでは1:6、それ以上は交換不可といった感じになる。(具体的な比率は分からない)

   ほとんどの人は大したお金を持っていないので、CBDC導入で影響を受けないが、富裕層は多くを失うことになる。

 

以下はこの方の推測です。

 

政府は国民からの信頼を取り戻すために、通貨に何らかの裏付けを持たせる必要があると同時に、同じことが起こらないと説得する必要がある。

 ほとんどの中央銀行は数年後のCBDC導入を検討していますが、恐らくそれよりも早期の導入をすることになる。

 政府の債務が急上昇している現在、急速な利上げと経済の不安定化を引き起こして、通貨の切り替えをすることにより債務をゼロにすることを考えている。

 (国債金利の急騰が始まると、導入のタイミングは近いということで、金利には要注目です。MMT論者の見解は目くらましかも)

そして人々が通貨切り替えを警戒し、既存のお金をできる限り早く使うようになる前に突然やることになるとしています。

  (数年後に導入するというのはただのポーズで、まだ時間があるよと思いこませるためのプロパガンダのようですね。)

ほとんどお金を持っていない一般人を政府は面倒を見ることで、混乱を防ぐことになる。

  一時的に旧通貨も使えないがCBDCも流通しない事態が発生する可能性がある。

多くの企業は旧通貨ベースの債務の返済する必要がなくなるのと同時に、内部留保を失うことになる。

 

この方の提案は以下の通り。

 

今は国債金利が一気に急騰する局面に入りつつあり、本格化すると抑えが効かなくなり資産の投げ売りが始まる。

  切り替え時の暴落を狙った投資はうまくいかない可能性がある。(旧通貨を受け付けない人が増えると想定)

ボラテリティを覚悟して、今のうちに現物資産に換えておく必要がある。

  少しでも構わないので、ブロックチェーン関連に投資しておくべき。

金と銀現物、土地と絵画を購入するべき。

 

この方は移行時の大混乱は避けられないが、最終的には導入されるのではないかとの見通しを語っていました。

ただ同時に政府が国民からの信頼を取り戻せない可能性についても懸念を示していました。

個人的にはこれまでによくあった通貨リセットと同様の内容ですが、世界規模でのリセットが本当にうまくいくのかについてはかなり疑問があります。

私は金融機関向けに出されている内容は表向けの内容で、人々から資産を奪うためのツールであることは意図的に隠されていると思います。

 

そしてここ数週間の間、リップルがCBDCとして使用される可能性を指摘している記事があちこちで出ています。

イギリス、モンテネグロ、シンガポールがXRP導入の方向性のようですね。

XRP推進派は鼻息が荒いようですが、成功するかどうかは通貨リセット次第というところなのでしょう。

 

CBDC導入を成功させるために、いろいろと細かな計画が練られているようですが、イギリスではすでに現金を預金しようとする顧客を断り始めているようです。

イギリスでの導入はもう目前というところなのかもしれません。

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