投資家の中には大暴落に備えて、キャッシュポジションを増やしている人が多いのではないかと思います。
現金で持っていると時間の経過とともに購買力は低下するが、大暴落時に格安で資産を買えるので、構わないという考えが根底にあります。
このスタンスの弱点は、ハイパーインフレが急激に進行した場合に巻き込まれてしまうというリスクがあることです。
市場が暴落するものの通貨の購買力は変わらない場合には効果を発揮しますが、通貨そのものが崩壊する場合は違います。
つまり通貨の購買力が減少していることに気付いた人々が、お金を手にしたらできるだけ早く、モノに換えてしまおうとする現象が起こる場合、
モノの価格は急騰するのに対し、通貨の購買力は急速に減少しますのでトラブルに巻き込まれます。
今の状況では中国の恒大集団の債権問題が、オーストラリアを始めとする西側諸国にようやく飛び火する兆しがあります。
同時にデリバティブの破綻が起こると、これは強烈なデフレ圧力になり、デフレを容認できない各国中央銀行は何とかインフレに待ちこもうとすることになりそうです。
つまり今の世界的なインフレが、ハイパーインフレへと切り替わるタイミングが近いのかもしれません。
クリフハイの予測では、11月中に起こるとしています。
ハイパーインフレはメディアがあちこちの年金基金が破綻することを報道し始める時に、始まるのかもしれません。
政府の機能不全がきっかけとなる可能性もありそうです。
ハイパーインフレが起こり始めてから、終わるまでには4-5か月程度でFRBが破綻すると見られています。(ということは3-4月頃?)
この期間、深刻な資産のデフレが起こるので、現金が役に立つ可能性があります。
FRBはそのことを気付いているので、利上げを断行し金融機関が破綻しようが、他国がデフォルトしようが構わず、何としてでも米ドルを守ろうとしています。
そして、世界中の富裕層たちはそのことをすでに察知して、現金を急いでモノに換えているように思えます。
これまでのような経済危機であれば、キャッシュは非常に役立つのかもしれませんが、もしかしたら今回はややリスクが高いのかもしれません。
私は個人的には、お金を使ってしまう方が良いのではないかと思っています。
クリフハイによると、経済危機との関係があるかは不明ですが、11/13(アメリカの話だと思います)に人々の緊張が非常に高まるできことが起こるそうです。
その後に12月末まで緊張が続くが続くそうです。その間に強弱はあるものの緊張が高まる出来事が連続して起こるそうです。
その間ですが、12月の1週目に強めの緊張が起こるとのことです。