昨日の話の続きです。
ロスチャイルドが保有しコントロールしているイングランド銀行が今、火を噴いています。
世界で8番目に古く、世界の中央銀行のモデルとなった銀行です。
イングランド銀行のが突然の金融緩和を行い、市場はパニックに陥っていると報じられています。
通貨安と国債急落により無数のマージンコールが発生しており、救済しなければ経済危機、救済すればハイパーインフレということになります。
以前から専門家の間では無理して引き締めをすれば、デリバティブが崩壊し、その後に緩和に転じた瞬間にすべてが崩壊すると言われてきました。
今それが起こっています。
ファイナンシャルタイムズはこの件を説明しています。
この記事では、このように書かれています。
「何千もの年金基金が最近の英国債の価格崩壊により、マージンコールが発生しており緊急に資金注入を行う必要があった」
要するに、急いで資金注入しなければ数千もの年金基金が昨日にも破綻する、という緊急事態であったようです。
利上げや価格が急変があると、どこかで必ずレバレッジを効かせている金融機関で巨額の損失が生じています。
恐らくですが、どれほどの被害が起こっているのか、そして現在進行中なのかは分からない規模なのかもしれません。
次々と浮上するマージンコールすべてを救済するため、ありえない規模の金融緩和を行うことになります。
ゼロヘッジによると、無数に発生するマージンコールは"死のスパイラル"で、英国債の完全崩壊につながることが、イングランド銀行のパニックの理由だとしています。
ゼロヘッジは金融緩和に舵を切った別の理由として、イギリスでは26%の住宅ローンが変動金利によるもので、住宅市場の崩壊の懸念を示唆しています。
金利はどんどん上がっていくのに、借り換えができす大量のデフォルトが発生するというパターンだと思います。
こちらも不動産の暴落と金融機関の破綻ということになりそうですが、救済するためには通貨の購買力を落とす対応策しか存在しません。
どうやらこれでポンドは本当に終わりということのようです。
デリバティブの崩壊はあっという間に世界中に波及しますし、これを抑え込むために世界中の中央銀行は一気に金融緩和を強いられるか、諦めて崩壊させるかのどちらかを選択することになります。
解決策は存在しません。
それにしてもイングランド銀行は7.5兆ドル相当の米国債を保有していると言われています。自国通貨と債券防衛のために、米国債を処分するのでしょうか?