映画、「ビックショート」の題材となったマイケル バリーという方がいますが、不動産バブル崩壊を見通すことで巨額の利益を得ました。
彼がやったのはCDS(クレジットデフォルトスワップ)と呼ばれる倒産保険に目をつけ、金融機関の倒産にかけて大成功しました。
この方の最近のツイートが注目を集めています。
"2008年について述べたように、飛行機が墜落するのを見ているようなものだ。痛いし楽しくもない、そして私は喜んでいるわけではない"と述べています。
そして、今アメリカ中の複数の市場で、不動産を売り抜けようとする人たちが価格値下げ競争を始めています。
こちらの図は不動産価格を下げた売り主の割合を示すものです。
ただ住宅の売れ行きはかなり鈍化しており、ここ10年間で最低の水準となっており、今後悪化するとみられています。
売り抜けようとする人が急増する一方で、買い手は激減しています。
あるエコノミストは今年の夏に、不動産価格が最大40%下落する可能性があるとしています。
恐らく冬にかけてはさらに暴落が続いていくと思われます。
Is the housing boom about to bust?
不動産市場について、イーロン マスクは不動産価格は常に上がり続ける、という考えの誤りを指摘し、"墓穴を掘った"人たちから教訓を学ぶようにと述べています。
ちなみにこれは都市ごとの下落率予想です。
今、アメリカでは差し押さえの数が急増していますが、アメリカの住宅ローン業界は契約書の内容を微妙に改悪し、人々が住宅を失いやすいシステムへと変更しています。
固定資産税も急上昇していますし、保険料も上がっています。
今年の後半のアメリカ不動産市場は歴史的な大暴落となると思われます。