建前上、アメリカのNY連銀(フォートノックス)地下に大量の金塊が保管されているということになっています。
これは、米ドルがまだ金本位制だった時に、この金塊を担保としていました。
それが廃止されて以来、その存在についての疑問が何度も浮上してきました。
公式にはアメリカは大量の金塊を保有していることになっています。
こちらは2017年のデータ
こちらは最新のデータ。フォートノックス以外で保管されているとされる量も出ています。
しかし、本当はないのではないかという疑惑がたびたび、浮上していました。
その理由は、金塊が一般に公開されることはなく、そして1953年以降、外部による監査が一度も行われてきませんでした。
2017年に疑念を払しょくするために、保管庫の一つだけが、公開されましたが、公開が一つだけだったため、逆に疑念が深まりました。
その金塊は実は金メッキを施した偽物ではないかという疑惑も同時に浮上することになりました。
しかし、アメリカが金本位制に戻るのか、と聞かれたトランプ大統領の発言の動画がネット上にありました。
「金本位制は素晴らしいのだが、今実行するのは非常に難しい。それはアメリカはゴールドを保有していないからだ」と答えています。
下のリンクです。もしかしたら、これはまずい動画なので削除されてしまうかもしれません。
エコノミストたちは将来の金価格を予想する際に、FRBの金融緩和の量とアメリカ政府が保有する金塊の量を計算して、数字を割り出しています。
予想価格は人により異なりますが、1oz=$15000から1oz=$100,000くらいまでばらつきがあります。
金の量は限られているので、将来的にドルを金本位制に戻すとすれば、価格を上げざるを得ないと考えられています。
価格が高い部類の人は、アメリカがすでに金塊を持っていないと推測しており、低めの人はまだ金塊があるのだろうという推測に基づいています。
下の動画で専門家は、「フォートノックスに警備員がいるのは、金塊を守っているのではなく、アメリカ政府にもはや金塊がないという秘密を守るためなのだろう」とすべています。
本当のところはよくわかりませんが、今の金の価格が激安だということだけは確かなようです。